第225回2月例会「歴史の息づく街鴻巣を散策」を実施しました。

2月の例会は、全国的にも有名となった、鴻巣びっくりひな祭りのメイン、サテライト、サブの会場巡りと徳川家康ゆかりの寺院で戦国著名人が眠る勝願寺、鴻巣宿を散策しました。 
実 施 日  平成31年2月23日(土)
集合時間 13:00
集合場所 JR高崎線 鴻巣駅 改札口
午前中は雨の予報でしたが、朝から晴れ良い天気に恵まれました。しかし、砂が舞い上がるほど、風の強い日となり、ウォーキングをするにはベストなコンディションでありませんでした。

鴻巣駅に集合し、コースリーダーのコースの説明も終わり、イベントの太鼓演奏で盛り上がる駅を後に、参加者24名がスタートしました。

メイン会場となる鴻巣駅東口直結の「エルミこうのすショッピングモール」の1階セントラルコートには、31段7mの「日本一高いピラミッドひな壇」に1800体を超えるひな人形が飾られ、壮観で素晴らしく、見物客もカメラのシャッターを押しながら、歓声を上げていました。                       次は日本一小さい東照宮、駅から約5分、街の中の路地に入ります。町内の集会所脇に小さな東照宮入口の表示板がありました。

  東照宮(鴻巣御殿跡)                         鴻巣御殿は文禄2年(1593)徳川家康によって鷹狩や領内視察などの宿泊や休憩所として建てられ、その敷地は一町四反歩(約1,4ヘクタール)に及んだ。その後、秀忠、家光の三代に渡って将軍家の鷹狩の際の休泊所として利用されたが、寛永7年(1630)頃を最後として以後使用されなくなった。明暦3年(1657)の江戸大火後は、その一部を解体され江戸城に運ばれ、天和2年(1682)頃には残りの建物も腐朽して倒壊し、元禄4年(1691)には御殿地に東照宮を祀り除地とした。最近まで鴻巣御殿の比定地も明らかでなかったが、平成6年の試掘調査によってその一部が確認された。鴻巣御殿は「江戸図屏風」(国立歴史民俗博物館蔵)に描かれ、その様子を知ることが出来ます。 

次の目的地は、徳川家康のゆかりの寺院、戦国暑名人が眠る勝願寺です。

勝願寺                                  勝願寺の寺号は、鎌倉時代に良忠(りょうちゅう)という僧が登戸に堂宇を建立したことに始まります。本町に勝願寺が建立されたのは、時代が下り天正年間(1573~92)の頃で、清厳上人がこの地に再興されました。2世住職となった円誉不残上人は学僧の誉れ高く、慶長11年(1606)に後陽成(ごようぜい)天皇から、僧としては最高位の紫衣(しえ)を与えられました。この頃には名声も高まり、壇林(だんりん:現在の大学のようなもの)として隆盛し、寛文年間(1661~1673)には関東十八壇林の一つとして固定されました.

勝願寺と徳川家康                             文禄2年(1593)初めて来訪した家康は、勝願寺へ訪問し、円誉不残上人の学識に深く感銘したことから帰依(きえ)されました。そして様々な宝物を寄進されたと伝えられています。残念ながら、これらの宝物は度重なる災厄によって、殆ど残されていません。家康の庇護を受け、勝願寺では将軍家の家紋である三つ葉葵を使用することを許されており、現在でも軒丸瓦や仁王門に散見することができます。また家康は、腹心である牧野家、伊奈家などに檀那契約を結ばせることで、勝願寺の地位を安泰にします。おかげで勝願寺には、両家の墓が残されることになりました。                                        勝願寺に眠る武将       

     ひなの里「鴻巣市産業観光館」(鴻巣びっくりひな祭りのサテライト会場)  駅前からカラー舗装したひなの里通りを1km歩くと、「ひなの里」です。期間中の土日には、市内の会場を巡る無料、シャトルバスが運転され、会場に多くの見物客が訪れていました。明治期築造の蔵での一番親王飾りと鴻巣雛の歴史展示を見学し、イベント広場で集合写真を撮りました。

鴻巣市は、江戸時代から続くひな人形のふるさと。市内の人形町は、ひな人形産業の中心であり、このひな人形を全国に紹介するために、鴻巣市産業観光館「ひなの里」を設置しました。この施設では、埼玉県の伝統的手工芸品に指定されている「ひな人形」をはじめ、国指定重要無形文化財の技術で造られた「鴻巣の赤物」、川幅グルメに代表される特産品等の紹介や販売、鴻巣の観光案内等を行なっています。また、ひなの里の蔵は、埼玉県の「景観重要建造物」に指定されています。 ひなの里を出発時にシャトルバスが着き 、見物客の降車、乗車をしていました。 中山道の鴻巣宿、本陣跡を見ながら法要寺に向かいました。

法要寺は長禄元年(1457)の開基で、北本市にある深井寿命院の末寺。寺号を慈雲山医王院法要寺と云います。場所は、鴻神社より約100m鴻巣駅寄りにあり、旧中山道から少し中に入ったところにあります。                                 加賀前田家と法要寺                            法要寺の寺紋には、「梅に鉢」が使われています。これは、織田信長、豊臣秀吉に仕え、「槍の又佐」の異名を持ち、豊臣五大老の一人前田利家を祖とする、加賀百万石をうたわれた、前田家と同じ家紋となります。前田家は、利家亡き後徳川家に仕えますが、江戸幕府においてもその勢力は衰えることがありませんでした。参勤交代の折は中山道を通り、江戸に入るのですが、法要寺との関わりを次のように伝えています。慶安(1648~1652)の頃の事、参勤交代の折、加賀前田侯の行列は、当駅の宿所である勝願寺へ向かいました。ところが、御先が「門前下馬」の表示を見落としたものか、騎乗したまま山門に入ってしまいました。これを見た坊主が住職に知らせたところ「門前下馬の浄刹ゆえ」と怒り、宿泊を断られてしまいます。 困り果てた前田家一行は、急遽法要寺を宿所として利用することを申し出ましたが、法要寺の方は当然そのような準備はありませんでした。しかし、住職がなんとか手配して、宿所として利用することができました。前田候は、前田の紋を使用することを許可したということす。                  鴻巣市役所(鴻巣びっくりひな祭りのサブ会場)               本庁舎は土日祝日は休館のため、残念ながら「五角すい型ひな壇」並びに「鴻巣御殿の模型」を見学することが出来ませんでした。2月21日最後の下見で、撮影しましたので、掲載します。  

クレアこうのす(鴻巣びっくりひな祭りのサブ会場)各種コンサートやライブ、寄席などが行われるホールを始め、会議室や練習室もあります。1階の歴史民俗資料コーナーでは、生出塚(おいねづか)の埴輪を中心とした出土品が展示されています。生出塚遺跡は東国最大級の埴輪製作跡で、5世紀末から6世紀末の約100年間にわたって操業されたことが明らかになっています。これまでの調査で、人物埴輪の他に円筒埴輪や馬形埴輪等さまざまな埴輪が出土しており、その量、質ともに国内屈指の内容を誇っています。生出塚遺跡出土品70点は、平成17年6月9日付けで、国の重要文化財に指定されています。また、本窯の製品は、埼玉古墳群をはじめとして、千葉県市原市山倉1号墳など東京湾沿岸地域の古墳へ供給されたことが判明しており、埴輪の生産と供給を知るうえで大変貴重な資料です。

鴻神社                                  鴻巣の地名のいわれの一つとされる「こうのとり伝説」を今に伝える鴻巣の総鎮守です。明治6年(1873)に、鴻巣宿の雷電社・熊野社・氷川社を合祀して「鴻三社」となり、その後、明治35年(1902)ごろに、東照宮など多くの社を合祀し、「鴻神社」となりました。境内には、樹齢500年以上と伝わる2本のイチョウの木があり、「夫婦銀杏」として親しまれています。 コウノトリ伝説は、いつ頃からなのか、鴻巣には次のような伝説が伝えられています。その昔、この地に「木の神」と言われる、人に害をなす大樹があり、人々は「木の神」の難を逃れるため、お供え物をしていました。ある日、こうのとりがやってきて、この木の枝に巣をつくり、卵を産み育てはじめました。すると大蛇が現れてその卵を飲み込もうとしたので、こうのとりは大蛇と戦い、退散させました。それ以後、「木の神」が人に害をなすことがなくなったので、人々は木のそばに社を建て、鴻の宮と呼び、いつしか、この地を鴻巣と呼ぶようになったと云い伝えられています。

これで、見学は終了です。駅まで5分ほど歩き、エルミパーク広場で田口顧問から3月の例会について説明し、解散しました。歩行距離7km

〈参考〉                                 鴻巣には、なんと、びっくり 8つの日本一があります。鴻巣の特産である花や人形にちなんだものから、イベント、話題沸騰中の「川幅グルメ」のルーツとなったものまで様々です。 これらの日本一は、鴻巣市が全国に誇る地域資源す。     ①日本一高いピラミッドひな壇(31段・7.0m)鴻巣びっくりひな祭り ②1分あたりの尺玉以上の花火打上数日本一 こうのす花火大会 ③川幅日本一2537m 川の国さいたまを代表する一級河川 「荒川」     ④水管橋の長さ日本一1100.95m荒川水管橋    ⑤東京ドーム2.5個分ポピー栽培面積日本一     花のまち 日本一の出荷量      ⑥プリムラ   ⑦サルビア   ⑧マリーゴー

ウォーキングスナップ写真

 

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