第230回例会 「両国・隅田川の花火を巡る」を実施しました

夏の風物詩の一つとして花火大会が各地区で実施されます。東京でも隅田川の花火をはじめとして各地で行われますが健康歩こう会第230回(2019年7月例会)は日本で最初に始まった隅田川の花火の歴史を訪ねるウォーキングを実施しました。このコースは、昨年7月例会として計画していましたが、昨年夏の異常な猛暑により、屋外での活動は危険との予報が出されたことから中止となったコースです。

隅田川花火大会の第2会場前でスカイツリーをバックに集合写真

実施日  2019年(令和元年)7月20日(土) 12時30分両国駅集合
台風5号が梅雨前線を刺激して、特に西日本には大雨が降っている状況の中、東京では今にも雨が降りそうな曇り空でしたが、集合場所のJR両国駅には29名の会員が元気に集合しました。
雨は降っていないものの、蒸し暑い気候の中、連絡事項の伝達、準備体操に続いて、本日のコースをご案内する柿本会長からコースに関して説明がありました。
さて、いよいよ出発です。

最初に訪問するのは、両国駅から歩いてほど近い「両国花火資料館」です。
両国花火資料館は、一般社団法人墨田区観光協会により管理・運営されています。「日隠(ひがくれ)さん」から花火の歴史・隅田川の花火の始まり・展示されている花火の模型や打ち上げ筒を使い花火打ち上げの実際など花火にまつわるいろいろなお話をお伺いすることが出来ました。
隅田川の花火は、市街地での実施ということもあり、打ち上げる花火に大きさの制限がありますが、長岡や大曲など、ほかの地区の花火についての質問も活発にされ、質問が途切れない状況でしたが次に進むことにしました。花火を巡るツアーでしたが、すでにここで花火に関してたくさんの知識を頂き、皆さんは花火博士になってしまったようです。

両国橋を渡りながら、江戸時代から続く「両国花火大会」はこの橋の両側で実施されていたことを連想されているようでした。
江戸通りを通過しましたが、昔はたくさんあった、家庭用花火を販売している玩具店も少なくなってしまったことの説明を聞き、皆さんは実感されている様子でした。
一行は「厩橋」から隅田川のすぐ横を通る「隅田川テラス」に進路をとりました。次週土曜日に実施される「隅田川花火大会」の準備と思われる通行人を整理するフェンスなどもありましたが、「厩橋」とその上流の「駒形橋」の間が、隅田川花火大会の「第2会場」として打ち上げ場所になります。
ここで、真近に見えるスカイツリーを背景にしてみんなで集合写真を撮りました。
花火当日はこの川面に多くの台船がひしめいて打ち上げ作業がされることの説明を聞きながら、「ここで花火を見ると首が疲れるだろうね」などと話をしながら隊列は進んでゆきます。

駒形橋の下を通過しましたが、駒形橋のたもとには「駒形堂」があります。
推古天皇36年にこのあたりで、浅草寺のご本尊の聖観世音菩薩がご示現されたことからこの地は浅草寺発祥の地となっています。
吾妻橋で、「隅田川テラス」とお別れをして対岸(墨田区側)にわたります。墨田区役所前の水上バス乗り場の近くで休憩です。ここには、勝海舟の銅像も近くにあり、本年4月の「西郷どんゆかりの地を巡る」例会で訪れた場所ですが、いつここに来たのか思い出せない会員も居て「ここに来たのはいつだった?」という会話で盛り上がりました。
ここまで進んできて、予定より早いので、コースを一部入れ替えて進むことにしました。墨堤通りに沿って進みましたが、墨田公園に入ります。ここは、水戸徳川家の屋敷があった場所ですが今は桜の名所となって春には多くの花見客でにぎわうところです。一行は「牛嶋神社」に到着です。隅田川に沿って旧本所一帯の土地を「牛嶋」と呼ばれており、本所一帯(墨田区の役半分)氏子五十町の守護守として牛嶋神社とされました。

再度、墨堤通りに戻りしばらく進むと「長命寺桜餅」のお店があります。今回は、もぐもぐタイムとして長命寺の桜餅を頂きました。関東では桜餅と言えばこの「長命寺桜餅」ですが、クレープのような皮に餡が包まれています。一方、関西の桜餅は「道明寺桜餅」と呼ばれ、ぼた餅のようなかたちです。また、桜の葉で包んでありますがこの葉は、食べることが出来るの?などにも話の花が咲いておりました。
もぐもぐタイムの後、隅田川にかかる「桜橋」を眺めながら進みます。桜橋は、隅田川にかかる橋の中で唯一歩行者専用の橋として設置され、X字の独特な形をしていることからテレビドラマや映画のロケ地としてもよく登場します。この桜橋と下流の言問橋の間が隅田川花火大会の第1会場となります。第2会場に比べると川幅も広く、近くに民家も少ないことから第2会場に比べると少し大きな花火も打ち上げることが出来るとのことです。
「すみだ郷土文化資料館」に向かいます。特別展で「両国川開き大花火の誕生」として戦前の隅田川花火に関して紹介展示されています。案内をお願いをしてあったボランテアガイドさんにも来ていただき、説明を受け、会員からの種々の質問にも答えていただきました。

本日から「黄檗OBAKU」展が3階で開催されているとのことで、こちらの展示も見学させていただくことになりました。先月天候不順で中止した例会(白金台の今昔を巡る)では、コース途中に「瑞聖寺」という黄檗宗のお寺に立ち寄る予定だったことは参加者はあまり知りませんが、幹事は下見で経験していたこと、また参加者の中には新入社員研修で京都府宇治市の「黄檗山万福寺」で座禅を組んだ経験がある人も居ました。黄檗宗はインゲン豆の普及で有名な「隠元禅師」が日本に広めたと言われています。展示は、墨田区にある黄檗宗の寺院「牛頭山弘福寺」が所蔵する絵画などが中心ですが、中には隠元禅師の筆となる書も展示されていました。
すみだ郷土文化資料館を出た一行は、近くの「三囲(みめぐり)神社」に立ち寄ります。近江の国の三井寺の僧源慶がこの地にあった祠を改築しようとした際、壺が出土した。この壺に入っていたのは白狐に跨った老爺の神像だった。この時白狐が現れ神像の周りを3回めぐって、いなくなったという伝えがありこのことから「三囲」と名付けられたそうです。また、三井財閥では、三井の「井」を囲む文字であることから「三井を守る」としてこの神社を守護社としています。閉店した池袋三越前に設置されていたライオン像も移設されています。

このあと、言問橋を対岸(台東区側)にわたりました。このころから雨が少し落ちてきましたので、予定の「待乳山聖天」(まつちやましょうてん)には立ち寄ることが出来ませんでした。説明のみとなりましたが、待乳山は推古天皇の昔、地中から湧き出したという霊山でその時金龍が天より降って、山を回り守護したとの言い伝えから、浅草寺の山号「金龍山」に引き継がれてい居ます。
このあと、隅田公園を通り浅草駅方面にむかいます。隅田公園の中で本日の終了をして解散としました。
参加された会員の皆さんお疲れさまでした。本日の花火の知識をもとに、次週実施の隅田川花火大会を見ると、また違った楽しみ方が出来るのではないかと思います。

このあと、有志による懇親会では大いに盛り上がり会員同士の懇親を深めることが出来ました。

文章作成    柿本政昭(3256)
写真撮影    北村卓士(3038)

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