第234回「今注目のJAXA、見学ツアー」実施報告

はやぶさ2」が地球へ約8億kmの長い帰還の途に就きました。
11月13日午前10時過ぎ、リュウグウの高度20kmの待機地点を離れ、18日頃にリュウグウの重力圏を脱出し、12月3日以降イオンエンジンを本格的に起動させて地球への帰還を目指します。約1年かけて地球付近までたどり着き、2020年11月~12月に小惑星「リュウグウ」の石や砂の入ったカプセルを地上に届ける見通しです。「地球誕生の謎」が解明出来る一助になると研究者の間では待ちどうしい来年の地球到着が期待されています。
この「はやぶさ2」の指令基地になっているのがJAXA宇宙科学研究所相模原キャンパスです。
今日は宇宙、ロケット科学に興味津々の会員23名が集まりました。

 

当日は今までの温暖な気温から一転一気に真冬の寒さが襲ってきましたが、元気な会員がJR横浜線「淵野辺駅」に集まりました。
今回は歩く「筋力」を使うより、考える「脳力」を鍛える例会となりました。
会長から開催挨拶と諸連絡および来月12月例会の内容・忘年会の伝達があり、担当幹事から本日の例会実施内容説明のあと、JAXA目指してスタートしました。

JAXAのある「相模原市」は全国で19番目の政令指定都市(全国では20の政令指定都市があります。)で緑区、中央区、南区の3区で構成されています。
1県で3つの政令指定都市の誕生は全国で初めてです。
近年私鉄が北部の拠点橋本地区に乗り入れており、都心へ直通で約40分と便利なこともあって都心のベットタウンとして発展しています。またリニアモーターカーの新駅が計画されていることからも注目を集めています。
その閑静な住宅地を20分、弱雨の中をJAXAに向かって進みました。

【JAXA】とは「宇宙航空研究開発機構」で、宇宙や惑星の研究を中心に行ってきた宇宙科学研究所(ISAS)と大型ロケットや人工衛星、宇宙ステーションなどの開発を中心に行ってきた宇宙開発事業団(NASDA)、次世代の航空宇宙技術の開発を中心に行ってきた航空宇宙技術研究所(NAL)の3機関が2003年に統合して誕生し、基礎研究から開発・利用に至るまで一つの組織で一貫して行える体制が整えられて、宇宙開発に強力な組織が結成されました。

JAXAに到着。中庭にはドカーンと実物大のロケットが2基展示されています。
その大きさに圧倒されながら展示会場の「交流棟」へ入りました。

受付で見学者バッチを貰い展示場に。13時5分からのガイド付き見学ツアーまで
自由見学となりました。会場にはロケット開発の祖「糸川英夫博士」の開発された有名な「ペンシルロケット」から始まって今話題の「はやぶさ2」まで実物、モデルなど所狭しと展示されていました。いよいよ宇宙への興味が高まってきます。

13時5分から期待の見学ツアーが始まりました。
専門解説者のガイドを聞きながら、およそ1時間の見学会でした。

宇宙での「ローバー(惑星・衛星)探査車」の開発・研究をする研究施設「宇宙探査実験棟」の見学です。惑星でのローバーの走行についていろいろの条件に対応出来る機能の研究・開発をしています。今日はラッキー、見学することが出来ました。(見学出来無い日も有ります。)ガラス越しに数台のローバーが見えました。

「研究棟」見学後は中庭の大型ロケット「V2」の説明がありました。
圧倒される大きさを眼前にし、長年に亘る開発の苦労を噛みしめました。

そして「交流棟」に戻ってロケットに関しての説明を聞きました。
糸川英夫博士の研究・開発した実物の「ペンシルロケット」から始まって年代別に発展の過程がパネルやモデル・実物を含めて分かり易く展示されています。
解説に耳を傾けながら熱心に聞きいっていました。

2010年6月13日にオーストラリアの砂漠に無事帰還した元祖「はやぶさ」の展示もありましたが写真撮影が不可の為掲載出来ませんが、緻密な誘導、そして高温に耐える材質、回収方法などが分かり易く展示されていました。

およそ約1時間に及ぶ解説付きツアーを堪能し、宇宙への興味と日本の宇宙開発技術の高さに関心をした一行はJAXA相模原キャンパスを後にし、隣接の「相模原市立博物館」に向かいました

【相模原市立博物館】は1995年11月20日に地域の歴史や自然、生活についてを学ぶための目的で開館しました。館内には常設展示室、特別展示室、天文展示室、プラネタリウム、会議室、売店などを備えています。
プラネタリウムでは季節に合わせた天球の星座やオーロラを見ることが出来ます。
隣のJAXAと連携してイベントを開催しており、2010年7月31日には「小惑星探査機はやぶさ」のカプセル公開を当博物館で行い、プラネタリウムの番組も連動して、「HAYABUSA BACK TO THE EARTH」が上映されました。

今日は企画展「学習資料展~ちょっと昔の暮らし~第18回東京オリンピックの頃~」が開催されていました。2020東京オリンピックの開催にちなみ、1964年の第18回東京オリンピックの頃に使われた生活道具を紹介していました。
居間には大変懐かしい箪笥やちゃぶ台、ミシンや家電品が並んでいました。
参加の皆さんは懐かしさを噛みしめていたのではないでしょうか!また、相模原台地の形成歴史や住宅地の変遷の歴史などが解説されています。

プラネタリウムを観賞しました。今の時期の天体・星空が映し出されました。
冬の夜空は1年で一番星が綺麗に見える時期だそうで、相模原から見る星空が夕暮れから深夜に掛けてを映し出されていました。「冬の大三角」からはじまる星座の解説がありました。おうし座、牡羊座、双子座、かに座、いっかくじゅう座、オリオン座など等頭上一杯に描き出され、圧巻でした。昔の人はこの星からいろいろの人物や動物をイメージし、畏怖と尊敬を感じていたのでしょうか?
また後半には「はやぶさ2」に関わる研究者が苦心談や喜び等を語っていました。
来年12月の帰還を楽しみに、また期待している様子が分かりました。
(プラネタリウムの様子は写真禁止でしたのでありません。ご了承下さい。)

今日一日は、宇宙から地域の地形・歴史・生活と 勉強の一日となりました。
雨の中の例会でしたが大変楽しい時間でした。

次回12月の例会は「ディープな銀座を探索Part2」です。
昨年のPart1の続編として銀座4丁目から1丁目を歩きます。また終了後は2020年度の活動計画の発表と表彰を合わせて忘年会を実施します。
皆様のご参加をお願い致します。

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