日本酒家飲み全国制覇へ・・・あと9県

四季酩酊 第114回

沖縄唯一の清酒「黎明」

酒坊

川柳勉強会「めだかの学校」は月1回横浜で行っている。会員は7名だから、懇親会は気分によって変わる。ここ最近は「居酒屋・権太」だ。酒の肴が旨い。1月の懇親会もここだった。だいたい熱燗かハイボールなのでメニューは見ないがオーダーを終えたので、置いてある酒の種類を見た。全国の地酒が並んでいた。そこには沖縄の「黎明(れいめい)」があった。呑んでみたかったが、全国制覇はあくまでも家飲みである。

沖縄に日本酒の蔵は一か所しかなく、大量に造っていないので酒屋まで回らない。仕方がないのでインターネットで注文した。送料が酒代に匹敵した。

届いた「黎明」の箱書きに製法が書いてあった。沖縄での清酒づくりは暑さとの闘い。とあり「ご存知のように清酒は秋口から冬に仕込みます。しかし、年間の平均気温が20度前後ある沖縄では、逆にその環境を作らなければ清酒はできないのです。幾度かの試行を重ね『黎明』が誕生したのが30余年前のことです。仕込み樽、貯蔵タンクの周囲に冷水を回し、酒温度を15度以下に保つ。その製法は今でも当時のまま守り継がれています」と、泡盛しかできない風土の中での挑戦した日本酒でした。冷水とは地下水を汲み上げているのです。

味は、ほぼ想像した通りです。常温で呑んでみたが、アルコール臭はあるが、馥郁感はまるでない。灘の紙パックの酒と思って貰いたい。熱燗にしてみた。まあ呑める。少し冷めて来るとマシになってきた。やはり典型的な本醸造ですが、風土の異なる地で、灘の酒を造った努力には拍手を惜しみません。

壜のラベルに浮世絵はないなと思いましたが、観光に訪れる外国人のお土産に好評だそうです。

美ら海を思い浮かべて黎明を呑む  酒坊

 

【ご参考】
※銘柄名「本醸造 黎明」
※酒蔵「泰石酒造(沖縄県うるま市)」
※原料「米(麗峰)・米麹・醸造用アルコール」
※使用酵母「不明」
※精米歩合「70%」
※アルコール度数「15度~16度」
※日本酒度「+7.1」
※酸度「1.6」
※製造年月:2017.12.16

 

 

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