NHK賞受賞

四季酩酊 第115回

酒坊

第31回NHK学園全国川柳大会が「くにたち市民芸術小ホール」で2月11日の日曜日に行われた。雪がふったり雨が降ったり、又、冷え込んだ天気の続く中、「建国記念の日」のこの日は予報通り穏やかな日差しに包まれた。

川柳大会の会場としては我が家からは一番近い。大抵は2時間近く掛かる。大きな大会だと一泊は必要だ。だからこの大会には毎年参加している。

課題の「熱」と「読む」をそれぞれ2句を句箋に書き終えて、昼食を買いに近くのスーパーに行く。藍屋・ジョナサン・ガスト・味の民芸などがあるが、暖かいので会場の前にある公園で食べることにして、おにぎりにメンチカツとワンカップにハイボールを買って戻ると、ベンチには港川柳会・天々会・めだかの学校の仲間が集まってきた。

投句締切は12時50分、開会は13時。まずは事前投句「雑詠」「リズム」「自由」の発表だが、入選者には1か月前に、入選通知がある。句に誤りがあるかどうかの確認である。佳作・秀作・特選とあるが、私は全没だった。休憩を挟んで当日投句の入選句の発表が続く。先ず西恵美子選「熱」の披講が、佳作40句・秀作7句・特選3句の順で行われる。「車座の酒が議論を熱くする」「熱視線浴びて恋の虜になる自信があったのに全没だった。

続いて、小林信二郎選「読む」の披講が始まった。「行間に痺れるほどの愛を読む」「風を読むことに疲れて里に棲む」佳作秀作と披講されない。あとは特選3句を残すのみとなった。その1句目に私の句が披講された。普通は名前だけだが一番後ろの席からフルネームで呼名した。

事前投句、当日投句の特選15句の中から選者の投票によって賞が決定する。9賞のうちの一つ「NHK賞」をいただくことができた。仲間3人が特選に選ばれ2人が受賞するというめでたい一日だった。立川駅に移動して祝杯をあげた。

特選 「読む」小林信二郎選

行間に痺れるほどの愛を読む  酒坊

 

NHK賞受賞」への6件のフィードバック

  1. 酒坊さん
    この度はおめでとうございます。
    今から15年ほど前に、東京支部の広報誌「社友Tokyo」の編集委員を立ち上げ、幕張の居酒屋で発会式を行いましたが、私はその時に初めて上原さんにお会いしました。上原さんは、以前からいろんな雑誌に投稿されている文芸家であることを知ったのです。
    それから5年ほど経って、東京支部で川柳・同好会を立ち上げることになり、迷わずに上原さんに会長をお願いしました。 それが「酒坊さん」さんです。
    東京の川柳会である「とうりゅう会」も10年目を迎えました。
    酒坊さんがこの度、メジャーなNHK大賞を受賞されたことは、我々とうりゅう会の誇りでもあります。 本当におめでとうございました。

    1. 成田さん、ありがとうございます。
      毎日、平昌オリンピックを見ていますが、金メダルを逃した選手の悔しさが分かります。その昔、「2位ではだめなんですか」などとふざけた政治家もいました。
      2位や銅で納得しては駄目だと思います。
      NHK川柳大会のNHK賞はかろうじて銅メダルでしょう。4年前の、国立市長賞もしかりです。NHK大会の最高賞は特選の中から選ばれる、文部大臣賞です。
      生意気なようなことですが、川柳を趣味とだけとらえているので、それはそれ、お茶会みたいなものですが、物足りません。
      小説や脚本でも2位でした。脚本のときは、テレビのニュースのインタビューがありましたけれど、質問もカメラに映るのも1位の人でした。
      やはり悔しいですよ。
      納得のできる川柳句で認めてもらいたいと思っています。
      私の覚悟と心情です。いい作品を作りましょう。

  2. 酒坊さん特選おめでとう御座います、特に今年は私達「とうりゅう会」10周年の年に見事に花を添えて頂き感激しています。
    当会の会長として句会等では常々仰っています「多作多捨」を心掛ける事で有ったり「うがち・軽み・おかしみ」の3要素の重視の中から誰もが頷ける「膝ポン川柳」が我々の目指す川柳と指導頂いています。
    今回は自ら勝ち取って頂いた賞でありこんなに心強い事は有りませんし励みになりました。
    添付の写真はNHKの賞状に加え賞品は「ボルドーワイン、赤」ですね、酒坊さんにぴったりでNHKも憎いね! 美酒に浸って下さい、おめでとう御座いました。

    1. 小松さん、やりました。
      いろいろ大会の経験してきて、句会と大会の句は違うことが分かってきました。句会で抜ける句と同じような句風では大会では抜けないのです。大会用に化粧していますので余り面白い句ではないかと思います。
      大会に忖度が必要なのです。
      副賞のワインはボルドー(当たっていますね!)の「シャトー・ラ・モンタニュー」の白です。今は、日本酒全国制覇の邁進中のため、ワインはお預けです。
      3月の「とうりゅう会」で旨い酒を呑みましょう。

  3. NHK賞受賞おめでとうございます。
    会場の国立のホールはJR国立駅の南側ですが私は北側(国分寺市)に住んでおります。
    ホール近辺は有名な大学通りに続く桜の名所であり、私の自転車散歩のコースです。
    しかし、2月11日、私はといえば恥ずかしいことに前夜の麻雀で疲れて炬燵でうたた寝という体たらく、酒坊さんの充実した一日とは対照的でした。
    お酒に、句作に、探求心や遊び心に溢れた随想でこれからも楽しませてください。

    1. ありがとうございます。
      川柳も作れば作るほど上達していきますので、遣り甲斐があります。
      私も国立に10年ほど住んでおりました。最寄駅は南武線の矢川駅で国立ホールあたりまで庭のようでした。郵便局の裏側には百恵ちゃんの家があり、覗きに行ったこともあります。
      国立の前は、北側の国分寺市恋ヶ窪に住まっていました。
      残された時間(頭と体)もカウントダウンになりました。日本酒家飲み全国制覇もあと8県残っており、酒に文芸に精進していきます。

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