日本酒家飲み全国制覇へ・・・あと7県

 

四季酩酊 第117回

神奈川県の酒「残草蓬莱(ざるそうほうらい)」

酒坊

迂闊にも神奈川県の日本酒のラベルがない。

函館の7年間の勤務を終え、妻と長女を伴い、内地に戻ってきた。茅ヶ崎を皮切りに、横浜、川崎と10年間を神奈川県の住民として生活した。だから、自宅で神奈川の酒を一滴も呑まなかったとは考え難いが、ラベルが無いのだから仕方がない。

2月28日、横浜駅に近い神奈川県民センターの川柳例会に行った。いつもより30分早く着くように行き、駅地下街の「東急ストア」に寄った。目的は、神奈川の酒だ。ご当地に置いていない訳がないと確信していた。案の定、酒の陳列台に2銘柄あった。「残草蓬莱」と「熊澤」である。「熊澤」は茅ヶ崎が蔵元で食指が動いたが、「残草蓬莱」にした。残草蓬莱は神奈川の酒ランキンキングで1位、彼方、熊澤はランク外とあれば情も通じない。

犬の散歩から帰り喉が渇いたので一口呑んでみた。すっきりと口当たりが良い。口の中に吸い込まれた。バランスの良い飽きの来ない酒である。川柳を考えながら呑んでいたら、壜の半分ほどになっていた。夕飯時に燗で呑もうと思い、ビールに切り替えた。

確定申告を出しに行った八王子駅構内の山梨ショップで「菊芋」を買った。それで妻にきんぴらを作ってもらった。歯触りがヤーコンのように良い。しかし、ヤーコンよりも甘い。残草蓬莱を燗にして、菊芋のきんぴらを肴に呑んでみた。熱燗にしなかつた方が良かったかも知れない。冬の夜は長い。一本を空けてしまった。

全国制覇まであと6県になった。鳥取・岡山・香川・徳島・宮崎・鹿児島である。

日本酒は惑星の文化遺産だ  酒坊

 

【ご参考】
※銘柄名「純米吟醸 残草蓬莱」
※酒蔵「大矢孝酒造・愛甲郡愛川町」
※原料「米(出羽燦々)・米麹」
※仕込水「丹沢水系の伏流水」
※精米歩合「50%」
※アルコール度数「15度」
※日本酒度「+4」
※価格「720ml・1429円」
※製造年月:2017.12