日本酒家飲み全国制覇へ・・・あと6県

四季酩酊 第118回

岡山県の酒「燦然(さんぜん)」

酒坊

偶然に入った酒屋に岡山県の酒が置いてあった。

荒々しい字で「燦然」とあり、山廃一火原酒と赤で書かれた斜めの文字が、ためらいもなく手に取らせた。度数の高い酒を好む私の中で、日本酒ベスト8の菊水酒造「ふなぐち 菊水 一番しぼり(生原酒)」が頭をよぎった。菊水の19度には1度足りないが満足のいくアルコール度数だ。品書きをみて見よう。

「岡山県が全国に誇る酒米『雄町(※1)は、栽培も酒造りも難しいものの良酒の源となるお米です。この雄町を使用し、H28BY(※2)に蔵元木土氏が初めて挑戦した山廃仕込みによって、雄町のふくらみのあるうまみとさわやかな酸とが調和した純米酒が出来上がりました。特に本酒は、原酒ならではの濃厚さと一度火入れ瓶囲いによる飲みやすさが特徴の秋の数量限定のお酒です。冷やしてお楽しみくださいませ」

※1 『雄町(おまち)』主に日本酒醸造に用いられており、全国でも栽培されているが、 9割は岡山県産である。平成28年以前は山田錦を酒米としていた。
※2 H28(平成28年)BY(Brewery Year・醸造年度)

原酒の好きな私は家に帰るとすぐに栓を抜いた。やはり精米歩合65%の味だ。有名な獺祭は23%まで米を削ぎ落している。65%になると可なり米の甘みが強い。この濃すぎる味は、冷やで呑むと消されるが、濃醇で骨太な味、これが山廃の特徴だ。
だが、やはり私には端麗な日本酒が合っているようだ。
全国制覇まであと5県(鳥取・香川・徳島・宮崎・鹿児島)である。

先輩の顔を浮かべて燦然を  酒坊

 

【ご参考】
※銘柄名「山廃純米 燦然」
※酒蔵「菊地酒造・岡山県倉敷市玉島」
※原料「米(国産)・米麹(国産)」
※原料米品種「岡山県産雄町100%」
※精米歩合「65%」
※アルコール度数「18度」
※価格「1800ml・2680円」
※製造年月:2017.10