第7回 健康講座

『元気なうちに知っておきたい医療・介護情報』

〜首都圏で健やかに過ごしていくために〜

ぐずついた天気も一変し、朝から爽快な秋晴れになった。
昨年、大好評だった「株式会社病診経営」の村上賢二氏を再度お招きしての健康講座には多数の社友会会員がシーバンスS館・多目的ホールに参集された。

講座は2時から4時までの予定だったが、時間を超過しての熱弁に、ホールは聴きほれていた。高齢化社会になり、テレビでは健康に関する番組が増えているが、そこでは味わえない話が聞くことができた。

日時;2016年10月4日(火)13:15~受付
場所:シーバンスS館・22階多目的ホール
次第
・14:00~14:10 開会ご挨拶 沼 支部長
・14:10~15:40 講演 (株)病診経営 村上賢二社長
・15:40~16:00 質疑応答

沼 支部長 ご挨拶

kenko16_f6271本日はたくさんの方にお集まりいただきありがとうございます。
資料に依りますと、2014年の平均寿命は男性80.5歳、女性86.8歳であり、全人口に占める65歳以上は3600万人と実に4人に1人が老人という高齢化社会です。
(介護の必要人口が600万人強と言われている)
団塊世代が75歳になる2025年(2025年問題と言われている)、には75歳を越える人口が実に2100万人になるという超長寿社会を迎えます。
その2025年には認知症高齢者が現在の1.4倍の730万人にもなり、介護が深刻な問題となる時代を迎える。
最近、老人の3K+1と言われていますが、それは、①お金 ②健康 ③孤独、それにプラスワンとして介護が加わります。
昨今のテレビでは毎日のように健康にまつわる放送がなされていて、情報過多になっているような気がします。健康を維持するためにあれやこれやばかりにふりまわされている人生を送られているような人もいるが、私自身は、何時死ぬかわからないから、動けるうちは今を楽しむ事が大事だと思います。楽しさを求めることが忘れがちになるので、余り囚われないようにしています。
よく、「ピンピンコロリ」と言われるが、ある本によると「ピンピンコロリは幻想である。身体に気を付ける人こそダラダラと死ぬ」と言っていました。病気になればまあ寿命かなと思うようにしている。楽しい人生を送れたのだからいいんじゃないかと思うのも又人生じゃないかと思っています。
楽しい人生を過ごしてください。それには、社友会の同好会でいろんな人と交わり楽しい行事に参加することだと思います。
ありがとうございました。

kenko16_f6279
講演
: 『元気なうちに知っておきたい医療・介護情報』
(株)病診経営 代表取締役CEO ・・村上賢二社長

 

  • 講演された内容のポイントをいくつか挙げてみる。
    • ・男女共にこの10年間で約5歳若返った。
    • ・東京都で平均寿命が長いのは杉並区。逆に短いのは・・・。
    • ・東京都の平均寿命も健康寿命も全国と比較して短い。
    • ・医学の進歩が死因順位を変えた。脳血管疾患は4位に。なぜか?。
    • ・介護が必要になる原因は、男性は脳血管、女性は骨折や関節疾患。
    • ・高齢者の身体器官の加齢現象・機能的変化に伴う疾患。
    • ・転倒・骨折の連鎖から寝たきりになる。大腿骨頸部の骨折で特に女性。
    • ・ロコモティブシンドロームとは(運動器症候群)。ロコモ予備軍とは。
    • ・身体的不活動は認知症の危険因子。歩行速度が0.6m/s未満の人は「明らかな異常」の兆候がある。一般的には1.0m/sの歩行速度。
    • ・認知症を防ぐには、①食事②認知トレーニング③血管リスクの管理④運動など。
    • ・骨を強くする工夫。カルシュウムを失わさない。
    • ・ロコモの為の運動には、開眼片足立ちは効果がある。
    • ・大腿骨頸部骨折をすると、5年後の生存率が50%と高い。
    • ・119番に電話をする時の注意。入院時に必要な物は。
    • ・医療機能分担を知ろう。緊急入院した病院には14日しかいられない。また、リハビリ病院でも2カ月~3カ月間。退院後は?
    • ・在宅介護と施設介護の費用の違いは?
    • ・有料老人ホーム。介護型と住宅型のサービスの違いは?
    • ・要介護3以上の認定の審査は非常に厳しい。
    • ・良い老人ホームの見分け方。職員の配置・資格、夜間体制など。
    • ・都市部では高齢者数が大幅に増えるので、介護施設の入居難。東京圏全体で介護施設の不足が深刻化する。
    • ・介護をする家族。2011年10月から一年間で介護・看護のために仕事を辞めた数は約10万人もいる。
  • 結びとして
    • ① 医学の進歩で死亡率は低下し、寿命は伸びている。
    • ② 介護が必要になる理由には、骨折・転倒などがある。
    • ③ 人口動態と家族の在り方は介護環境に影響する。
  • いつの時代も生活の質が保たれた豊かな人生を送るために必要なことは、生活習慣病やロコモティブシンドロームに侵されないよう「日常」を大切に過ごすことである。

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