第281回例会 「井の頭公園&井の頭自然文化園散策」実施報告

健康歩こう会6月例会は三鷹市と武蔵野市に跨る都会のオアシス「井の頭エリア」にスポットを当てて「井の頭公園」と「井の頭自然文化園」を巡りました。

実施日:2024年6月15日(土曜日)
天候:晴れ時々曇り
例会参加人数:30名
懇親会参加人数:22名

本日のルート


集合:吉祥寺駅
吉祥寺駅北口→井の頭自然文化園(本園)→井の頭公園→井の頭自然文化園(分園)→吉祥寺駅南口(懇親会)
※詳細は当日お配りした資料をご参照ください。

※当初予定をしていた「神田川起点」及び「弁財天道標」は時間等の都合で立ち寄りしておりません。

スタートから井の頭自然文化園まで

吉祥寺駅の北口には井の頭公園で大人気だったゾウのはな子の銅像があり広場となっています。
駅から移動してそこで本日のルートの説明をして出発。
皆さんゾウのはな子が気になっていたようですがはな子の話は井の頭文化園に行ってからのお楽しみです。

昔からの狭い路地の「ハーモニカ横丁」を横目に駅前の平和通り商店街を歩きます。
ここの街路灯は商店会協同組合設立50周年の記念事業で2010年にシャープのLEDを導入いただいています。
シャープ商品の導入事例にもなっており、シャープの技術力の高さに感心頂きました。

→ ここのLEDの導入事例はこちらです。(シャープHPへのリンク)

井の頭公園までの道には昭和3年創業の焼き鳥店いせや総本店があり昼間から煙が流れてきます。
煙だけで「ビールが欲しい」の声が聞こえてきました。

井の頭公園の入り口には「井の頭恩賜公園」の石碑が建っておりそこには「東京市」の文字が。
元々ここは皇室御料地でしたが現在の東京都、当時の東京市に下賜され1917年(大正6年)に開園しています。
日本で最初の恩賜公園が井の頭公園とのことに皆さん驚かれていました。

井の頭自然文化園

井の頭自然文化園は1942年(昭和17年)渋沢栄一が校長を務めていた井の頭学校の移転に伴って「行楽の間に自然科学の知識普及の向上に貢献する」という目的で開設されています。
動物園、遊園地、彫刻館のある本園と水生物園の分園に分かれており、本園に入園しました。

動物園

先ず、常駐されている東京都の動物解説員の方に井の頭自然文化園の成り立ちと役割り、そして飼育されている動物たちをご案内頂きました。

 

本日ご案内、ご説明頂いた動物はメンフクロウ、モルモット、ペンギン、ヤギ、カモシカ、ヤクシカ、オオコウモリ、タヌキ、アナグマ、そしてツシマヤマネコ(アムールヤマネコ)です。今日は気温が高く動物も少しお疲れ気味でした。

途中、ゾウのはな子が2016年5月に亡くなるまで暮らしていたソウ舎の中にもご案内頂きました。
普段は入れない場所になります。
ゾウ舎を清潔に保つために、床が傾いていること。飼育員の安全を守るために退避するスペース入口は人は通れるけれど、ゾウには幅がせまいこと。はな子と来場者の間に堀を作ることによって遮ることなく安全にはな子を見学できたことなどアイディアが詰まったゾウ舎に皆さん感心されていました。
そして動物への愛情があふれており、且つ、とても分かりやすい説明を頂いた動物解説員の山崎さん、ありがとうございました。

その後、暑い中でものんびり毛づくろいや昼寝を楽しんでいるアカゲザルの一家が暮らすサル山を見学。
そして動物園のラストはニホンリスが自由に走り回る空間「リスの小径」を通り抜けで見学、可愛いリスに癒されました。

 

続いて園内の彫刻館に向かいます。途中「赤い靴」「シャボン玉」などの童謡を作詞した野口雨情の書斎を移築した「童心居」に寄りました。庭にある水琴窟の涼しげな音を楽しんで頂きました。

彫刻館

ここ井の頭自然文化園は長崎の平和記念像が制作された場所でもあります。
作者は北村西望(せいぼう)、長崎の出身です。東京都が許可をしたここの土地に大きな像が作れるアトリエを建設しました。
そこで石膏で作られた原型像を制作し、104個のブロックに分解、鋳造したものを長崎に送り1955年(昭和30年)に完成しています。
彫刻館ではその原型像が間近に見られ、そして実際にその像を作ったアトリエ館にも入れます。
「ここで作られたのは知らなかった」「大きな回転台や工具がすごい」などの声を頂きました。

井の頭公園(井の頭恩賜公園※)

※正式名称は井の頭恩賜公園ですがこの例会報告文章では「井の頭公園」で統一しています。

井の頭自然文化園を後にして井の頭公園の池のほとりの歴史散歩をします。

豊富な水が涌いていたこのエリアは縄文時代からすでに集落が形成され数々の遺跡が出土しています。
平安時代には源経基が池の祠に弁財天を安置、鎌倉時代に源頼朝がその弁財天を祀る宮社を建立。
江戸時代になると徳川家康がここの湧き水でお茶を立て、徳川3代将軍家光が井の頭と名付けたなど数々の故事来歴が伝えられています。
「知らなかった」、「そんな歴史がある場所なんだ」などの感想を頂きました。

又、ここは文化人にも愛されており、野口雨情や中田義直の歌碑も巡りました。

そして井の頭の池はどこからでもビューポイントとなります。
写真を夢中で撮られている方もおられました。

※各立ち寄り処の詳細は当日お配りした資料をご参照ください。

井の頭自然文化園(分園)

井の頭公園で最後に立ち寄ったのは井の頭の池を主とした淡水の生き物を幅広く展示している水生物園です。
動物園はもちろん知っているが水生物園は知らなかったという方も多かったのではないでしょうか、実は隠れた名スポットです。
ここに来るまでに結構歩いていますので皆様お疲れだったと思いますが、集合時間ぎりぎりまで分園内を散策していた方も複数名おられました。

解散式、吉祥寺駅、懇親会

分園で解散式を行いました。柿本会長より千葉の市川を舞台とした来月7月の例会「古代の政庁跡、国分寺を歩こう」の紹介及び社友会の現状の話がありました。東京支部としても会員を増やす施策等を行っており、皆さんも知り合いに声をかけて頂く等のご協力をお願い致します。

帰りは吉祥寺駅の南口で最も賑わう七井橋通りを通って吉祥寺駅まで歩き解散。解散後、ご希望頂いた方22名で健康歩こう会としては久々に懇親会を開催しました。
おしゃれな街吉祥寺に合わせおしゃれなイタリアン居酒屋「ペコリ」で乾杯です。
ピザやカルパッチョを肴にビールやワインが弾みます。
懐かしい話で盛り上がり、趣味の話で盛り上がり、又、女性も4名ご参加頂きましたので即席女子会で大いに盛り上がり、それぞれ楽しい時間を過ごし、ご満足いただけたことと思います。

編集後記

今回の例会は私伊東が初めてコースリーダーを務め、私自身が育った場所をご案内させて頂きました。
11月にはその第2弾として調布と深大寺をご案内させて頂く予定です。
皆様、是非ご参加ください。又、お会いしましょう。

文章作成  伊東哲也
写真提供  北村卓士
込山弘明
迎居健一
柿本政昭
(敬称略)


【ギャラリー】散策風景

【ギャラリー】懇親会風景


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