78歳 川柳の新人卒業

四季酩酊 第141回

酒坊

1年5か月振りの投稿に忘れられたコーナーになっているかも知れません。

コロナ禍での長い自粛生活は終わらない。鎮火したかと思うと、埋火のように火種があってすぐに発火する。いくつの波を越えればいいのだろうか。

未曾有のウイルス発生に外出さえできない事態でもストレスは最小限に抑えられている。川柳をやっているお陰である。川柳同好会「とうりゅう会」に参加して良かったとつくづく思う。月一回の所属結社(東京みなと番傘川柳会)の句会やとうりゅう会の句会、別の柳社の大会もことごとく中止になり、参加できないのは寂しい。が、川柳には「誌上句会・大会」というものがある。いわゆる投句である。対面の句会は中止でも全国で募集がある。コロナ禍にあっても投句のために月に300句は作る。暇などない。ただ、外出ができないので材料に欠ける分だけ大変である。

このたび川柳唯一の月間専門雑誌(約230頁)『川柳マガジン』の新人コーナー「新鋭☆川柳」に於いて規定得点を獲得したので新人を卒業することになった。

 

ついでに、直近の状況では「日本現代詩歌文学館」主催が『われ、敗れたり-敗北と失敗、あるいは挫折と復活の詩歌-』のテーマで募集した川柳部門で優秀賞をいただいた。

     晩年は自慢話になる挫折

金にはならないが川柳は優雅で高貴な趣味である。

  縄文杉はきっと昨日を悔やまない  酒坊

 

免許を納めにコロナの中を行く

四季酩酊 第140回

終活への道 ②

酒坊

運転免許の自主返納に「府中運転免許試験場」へ出かけた。「家に居ろ。外出するな」と国や都に喧しく言われているが、免許の有効期限が5月5日で切れる。その日までに手続きをしなければ失効扱いで自主返納にならない。 続きを読む 免許を納めにコロナの中を行く

犬を背負って

四季酩酊 第139回

酒坊

散歩の大好きな音ちゃん(パピヨン)は日の出とともに騒ぎだし、15時を過ぎると私の部屋に催促に来る。

その朝も、6時20分に家を出てお決まりのコース(約45分)を折り返したところでウンチをした。ふと見ると、後ろ左足にが滲んでいる。爪の先かと見たが判別がつかない。持っていた水で患部らしきところを流して、抱っこして帰った。 続きを読む 犬を背負って

ぶら下がり健康器

四季酩酊 第134回

酒坊

腹筋マシンを粗大ゴミで捨てた。俳優の宇梶がCMの「倒れるだけで腹筋」のあれである。腹囲が90㎝を超えて、スーツのズボンも喪服のズボンも合わなくなっていた。それで、楽々腹筋ができるならと飛び付いたが、CMお決まりの「個人の感想です」で、腹は凹まない。食事療法もしなければ、ぎったんばったん倒れるだけでは痩せないのだ。 続きを読む ぶら下がり健康器