相続セミナー受講レポート

東京支部では現在「魅力ある社友会づくり」に取り組んでいますが、その中で会員の高齢化対策をテーマに日本セカンドライフ協会(JASS)の活用を提案しています。この協会では様々なイベントが企画されており世話役と呼ばれる企業OBの方が講師となって運営していますが、当支部広報委員会プロジェクトチーム河口さん、有川さんの仲介により、今回講師のお計らいで当支部会員のみ対象のイベントを企画頂きました。
受講定員が限られているために第1回目は各ブロック幹事が代表して体験しましたので受講レポートを掲載します。(次回案内はメンバーサロン「全体行事」に掲載中)
◇イベント名   相続セミナー/勉強会
◇開催日     9月16日(金)14:00~16:00
◇会 場     世田谷区上馬地区会館

長谷川講師を囲み左から有川、河口、渡部、橋爪、柿本、北村各幹事の皆さん

<受講レポート>

 柿本 政昭(3256)

日本セカンドライフ協会(JASS)の「相続セミナー」を社友会で計画していただき今回受講させていただきました。講師は日本セカンドライフ協会の世話役もされている方ですが、本業は相続関係や生命保険損害保険などの会社の代表者の方です。最初に説明を受けたのは相続の問題は幅が広くて奥が深いとのこと。1千万円の財産で残された親族が争いを起こす事もトラブル事例の約3分の1を占めるとの説明もありました。また、認知症になる人の平均年齢は85歳とのことであり、認知症になってしまったら生活費の出し入れも含めて財産をいじることができなくなるとのことであり、早めに手を打つ必要を感じます。
まずは自分の持っている資産を知ることから始めました。所有している家屋やマンションの土地を含めた資産額を計算します。これに持っている預貯金や株などの金融資産などを合計したものが自分の持っている財産となりこの額を基に相続金額が算定できます。一方で自分の意思を表すものとして「遺言書」がありますが、これは、生前に一方的に意思表示をするものとして認識がありますが、それ以外に「死因贈与契約書」という書類を作ることもできる。(死亡贈与契約書は事前に遺産を受ける人と双方で作成する)などのことも学びました。
今回の講座を受講して、自分自身が自分の財産を子供たちに分けることなど全く考慮していなかったこと。またそれが原因で子供たちが仲たがいをする可能性があることなど気にもしていなかった自分に対して何も手を打っていなかったことを反省するとともにできることは準備しておくことの必要性を感じました。また講師はファイナンス関係の専門家であり、節税や後期高齢者に対する医療保険の保険料の削減などについて少しヒントをいただくこともできました。
今回学んだ事柄や頂戴した参考資料を基にさらに自分でも勉強しつつ認知症になる前にしなければいけないことを手当てしてゆくことが必要と思います。今回の講師の方は個別に相談を受けていただけるとのことであり、さらに深く勉強を進めることにしたいと考えます。
日本セカンドライフ協会のイベントには以前も参加したことがあり講師、リーダーは専門的な知識の高い人がされていることを感じます。セカンドライフ協会への加入は社友会としても勧めていますので、まだ加入していない会員の加入と、各種イベントへの参加を勧めます。年間2500ものイベントを実施されており、46,000人が参加されているとのことです。今回のセミナーを計画された社友会役員の皆様に感謝いたします。

 渡部 大(4050)

9月16日に受講しましたが個人ではなかなか伝手もなく相続税には疎いのと縁遠いと考えておりましたので、まずこの機会を催して頂いた事務局に御礼を申し上げます。
当日、事前準備として、固定資産税納付書、生命保険証、金融資産の把握をし臨みました。まず講師長谷川先生(日本セカンドライフ協会)から1.「相続分」2.「特別受益」3「.遺留分」4.必須書面」5.「遺言書」6.「税金」7.「生命保険」8.「後見」について勉強会レジメにて約1時間30分程度説明、質疑を行いいよいよ関心ごとでもある個人毎「相続税評価額と民法上の遺産分割額(時価)」「相続税計算と民法上の遺産分割」をワークシート1.2.を使用しての作成です。これにより自分の「課税遺産総額」及び時価計が分かり、遺産相続人に振り分けることにより実態が分かりました。近年は少額遺産の紛争が多くなっているそうです。自分が亡くなった後に紛争が無いことが一番です。生きている内にやる事に今回の勉強会を受講して特に感じました。

 北村 卓士( 3038 )

皆様 社友会では色々とお世話になりましてありがとうございます。年齢を積み重ね、老い先が短い年頃になって参りました。財産相続問題が大きな課題として残っていると思いますが、社友会東京支部では此れを円滑に解決する手段として「相続セミナー受講」の推奨と窓口紹介をして頂いております。今回、社友会東京支部の紹介に基づき、9月16日に相続支援協会のセミナーが開催されましたので、受講して参りました。
私は生半可な知識しかありませんでしたので、受講して改めて認識不足を勉強させて戴きました。
(家族間トラブルを起こさない為に、知識習得は大事です)
会員の皆様に於かれましても、タイミングを見計らって相続に関する受講の機会を見つけられたら宜しいのではないでしょうか。

橋爪 静夫(4050)

主催者である広報委員会(公)代表の立場と個人(私)の立場として今回テーマ3プロジェクトチームの皆さんが企画したセミナーを受講しました。
(公)の立場として・・・
2017年の終活セミナーを最後に東京支部主催のイベントは区切りを付けましたがこれは準備をする幹事の皆さんの負担軽減と市ヶ谷ビル・シーバンスといった都内会場の確保が難しくなった為でした。
これに代わるものとしてとして2年前から日本セカンドライフ協会(JASS)の活用を支部会員の皆さんに提案して参りました。
JASSのイベントは様々な企業OBの方が参加されておりこれはこれで交友が拡がり楽しみですが、今回JASSの講師(世話役)のご協力で支部会員のみ対象に我々世代に興味のある相続セミナーを開放頂き、日頃お付き合いのある仲間同士で参加出来てストレスもなく手軽に受講できたことは今後の社友会活動のヒントではないかと思いました。(このセミナーはJASS会員を対象に定期的に開催されていますのでご興味のある方はJASSネット掲載欄をご覧になって申込みができます)
(私)の立場として・・・
そろそろと思いつつも勉強する機会もなく先延ばししていましたが今回受講してみて知識不足を痛感しました。相続に必要な書面には3種類あり、生前に準備する「遺言書」は知っていましたがどうやらハードルが高いようです。死後に作る「遺産分割協議書」は相続人同士の紛争が多く骨肉の争いの種と伺いました。どうやら三つ目の生前に作ることが出来る「死因贈与契約書」と言うのが手軽のようですが要件を整理するなど時間を掛ける必要がありそうです。パソコンに入力して作り始めたエンディングノートファイルに順次記載しておこうと思います。また相続税を計算するための所有不動産の算定や投資信託などの現預金以外の金融資産の生前整理も学びましたが、頂いたテキストにあった肝心な相続税対策は時間切れで勉強することが出来ませんでした。そのあと講師の長谷川様からメールが届き個別にフォロー頂けるとの事で少し勉強してから相談しようと思っています。
企画頂いたプロジェクトチームの皆様に感謝申し上げます。

<世話役参加感想>

 河口 和幸(4463)

1年前に日本セカンドライフ協会の相続セミナーに有川さんと参加しましたが、相続遺留分など消化不良のところがありました。
今回は、ワークシートも用意されスタート時の簡単なテスト等もあり認識が進みました。それでも、相続税の評価額と遺産分割額計算に時間を取られ、相続対策作成には少し時間が足らなかったように思います。そこで次回10/14では、事前のヒヤリングで相続税の算出などを早め、相続対策作成に時間を多くとって頂けるよう準備して参りたいと思います。

2022年9月24日