今回は、”夏の疲れを笑いで吹き飛ばそう”との思いで浅草の六区と呼ばれる歓楽街の中心に位置する「浅草演芸ホール」に足を運び、落語をはじめ漫才、曲芸、マジックなどの演芸を大いに楽しむことができました。終演後は「釜めし」店で夕食会を共にし、会員相互の交流を一層深めることができました。

実施日 2026年9月29日(火)
参加者 14名
天候 終日雨 気温20度前後
「浅草演芸ホール」へ
最寄の駅は「つくばエクスプレス浅草駅」です。午前11時30分に集合したところで、幹事より早々に入場の段取りなどの説明が行われました。その後、地上に出て歩きを始めるとすぐに東洋館の前にさしかかり、そこを右に進むと建物を同じくする風情ある装飾を施した寄席「浅草演芸ホール」が目に入りました。








この日は、悪天候のせいか目の前の大通り(六区ブロードウェイ)は人影もまばらで、静かな浅草の光景が広がっていましたが、色とりどりの「のぼり」や「提灯」などで飾られた建屋の前に立つと、トリを務める主任(真打)の紹介板や本日の出演者をお知らせする木札の番組表などが木枠作りとなっていて、伝統的な演芸場の雰囲気が伝わってきました。



これまで素通りしていた演芸場にいよいよ足を踏み入れます。客席への入り口ドア付近には、縦長の「弓張提灯」が飾られていたり、おなじみの「林家木久扇」他のサインなども掲示されているなど、寄席の雰囲気が一層高まってきました。入口右隅には売店もあり、食べながら演芸を楽しむことも可能ということです。
良い席を目指して急ぎ中に入ると、予想に反しほぼ満席状態。一瞬困惑しましたが、しばらく前座を立ち見しながら空席を探しつつ順次着席することができました。




笑いが絶えない昼の部の本番
12時過ぎからは本番がスタート。はじめは「ウクレレ漫談、落語、ジャグリング(ボウリングのピンのような棒を操る)」などです。観客の笑い声も大きくなってきました。
その後も身近な話題を取り上げた落語や小話、アコーディオンの音曲漫才、ハンカチやルービックのマジックなどが仲入り(休憩)を交えて続きました。この間、テレビでもおなじみの「林家木久扇、木久蔵」親子がそれぞれ出演する時には一番の盛り上りを見せていました。
息子の林家木久蔵は、元気に過ごす親父(木久扇師匠)にまつわる話を中心に展開。その中で、「本人が”100歳まで生きる”という話を聞いた母親は、「どうにかならないか・・・」と言ったそうで、これに観客は大爆笑でした。
その後、しばらくして出演した父親の林家木久扇は、現在88歳の米寿を迎え椅子に座りながらの高座でしたが、いつも通りの話しっぷりで観客を大いに沸かせました。テレビ番組「笑点」に出演していた時の苦悩話、子供時代の生活や親に連れられて見に行った映画の記憶などを織り交ぜて笑いの渦に巻き込んでいました。特に時代劇での「大河内伝次郎や片岡千恵蔵」の物まねは、観客に大受けし大爆笑の連続でした。
いよいよ終演が近づくと、親子3人らしき演者が代わるがわる曲芸を披露した後、最後は昼の部の主任、トリの出番となりました。真打の古今亭菊之丞です。古典落語の名手として知られる落語家で、この日は師匠の形見という紫の着物姿で出演。2003年に真打に昇進後、数々の受賞歴を持つ噺家に相応しい流れるような話しぶりに多くの観客が笑うだけでなく聞きほれていた様子がうかがえました。
これで本日の演目が終了し緞帳が下りました。我々は観客が概ね退席したところでステージ前に集まり、集合写真を撮りました。今日は朝からの雨続きのため、館内での撮影となりました。(事前許可取得)










「釜めし」夕食会を開催
外に出ると相変わらずの雨が続いていました。夕食会参加者は揃って夕方の商店街を5分程度歩いた後、会場のお店に到着。早速ビールで乾杯。その後は春先以来の久しぶりの顔合わせで話が弾んでいました。寄席の感想は、「林家木久扇を生で見れて良かった」、「古今亭菊之丞の落語は、さすがに師匠だ。話し方が違うね」、「いつかまた寄席に行きたい」などの声が多く聞かれました。
歓談しているうちに炊きあがりの「釜めし」が配膳され、空腹を充分満たしたすことができたところで、ゲスト参加いただいた支部長の渡部さんに中締めを行っていただき、散会しました。
参加いただいた皆様、お疲れさまでした。








文章 広田彰夫
写真提供 柿本政昭
山本輝夫
広田彰夫