秋にはぶどうの丘へ

四季酩酊 第111回

酒坊

今年の秋も勝沼のぶどうの丘を訪れた。

八王子の我が家から高尾に行き、中央本線に乗り換え、僅か1時間弱で勝沼ぶどう卿駅に到着する。改札を抜けると正面にぶどうの丘が見える。下り坂のぶどう畑を20分ばかり歩くと丘に着く。

我が家の庭にも一本の巨峰の木があり、毎年100房ほど採れるが、贈りものにはちょっと不揃いだった。今は秋の恒例行事になったが、初めたのは10年ほど前だった。当時は孫たちも連れて車で行き一泊したりしたが、自分の時間を持ちだした孫たちは同行しなくなり、運転も覚束なくなってきたので電車に切り替えた。

10年も続いているのには目的があった。

・函館の義弟と義妹に秋の味覚を届ける。
・ぶどうの丘の地下にあるワインカーヴの200銘柄のワインを1,100円で時間無制限、   飲み放題を試飲する。
・甲州盆地を一望できるレストランで甲州牛を食べる。
・赤ワイン「周五郎のヴァン」を買う。(Vin【名】〈フランス語〉ヴァン、ぶどう酒、ワイン)
※山本周五郎随筆集「暗がりの弁当」(日本婦道記)より引用
「・・・十月はじめになって、青年Kがそのブドー酒を買って来た。半ばばかにしながら啜ってみるとたいへんうまい。口腔から咽頭まで、やわらかくしみこむような味わいである。香りもやわらかであり、これまでに飲んだ和製ブドー酒のどれにも似ない、本当の「ヴァン」らしい「ヴァン」という感じがした。・・・」

大粒の(約1房1.5㎏)3種類のぶどうを詰合せにして発送を依頼して、レストランでランチ(ワインビーフ&ブランドポークの手作りハンバーグ⦅カップスープ・パン・コーヒー付⦆)に赤ワインを飲んだ。

ホテルも温泉もあるがこれからの楽しみにして帰路に向かった。

点滴にワインボトルを吊るされよ  俊秀

「秋にはぶどうの丘へ」への2件のフィードバック

  1. お読みいただきありがとうございます。
    わたくし酒坊は名のごとく、アルコールはメチル以外何でも嗜む者でございます。ワインについては、若いころは白ワインでしたが、年を重ねて赤ワインを好むようになりました。
    港句会の懇親会はサイゼリアで行いますが、ここには日本酒もウイスキーもなく、ビールとワインだけです。呑兵衛揃いなので、ワインは1500mlのマグナムの赤白を頼みます。ここの風習では、ロゼにして呑みます。20人くらいの参加で大体8本のマグナムを干します。小松(小結)さんも港句会に参加してみませんか。
    尚、周五郎のヴァンは超甘口です。

  2. 酒坊さんから「ワイン」のお話が聞けるとは流石に奥が深いですね、私なんぞは酒が主流だとただの酒飲み、酒好きで片付けられています。
    少しでもワインをかじる方だと「ワイン通」と自負したり、呼ばれたりしますね、私的にはたかが「果実酒」なのにと思ったりしますが。
    ただ「ワイン」の場合は、白・赤・ロゼワイン、年代、国名、合う食事等々相当奥が深いですね、そう言う面では楽しみながら味わえる飲み物と思います。
    昔テレビで見ました、「ワイン通」で有名な女優さんが2種類のワインで10万円と片や千円のワインを飲み当てる番組で見事外しました、これって有り?

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