第7回 「早春の河津桜と小網代の森」

pheader152遠遊日: 2015年2月25日(水)

コース: 三浦海岸駅 ~ 小松ヶ池公園 ~ 三浦半島の田園地帯 ~ 小網代の森 ~ 油壷半島 ~ 「三浦道寸」の墓 ~ 油壷マリンパーク(解散)

春を求めて今回は温暖な三浦半島の三崎口から油壷一帯を散策しました。
京浜急行三浦海岸駅に13名のメンバーが集まりました。(1名は1つ先の駅三崎口で合流)ここ三浦海岸駅周辺は河津桜の群咲で有名なところです。今年は2月14日~3月15日まで「桜まつり」が開催されています。まず集まったメンバーの目を引き付けたのが改札口を出た駅前広場のほぼ満開の河津桜でした。dsc01052平日の朝にしては人も多く河津桜見物の観光客が沢山居て、広場の露店では開店準備に追われていました。ストレッチ体操の後コースリーダーから今日のコースの説明があり出発しました。まずは電車の線路に沿って小松ヶ池公園を目指します。dsc01070およそ1km続く沿線には河津桜と菜の花が咲き乱れていて、濃いピンクと黄色が素晴らしいコントラストを見せて訪れる人を楽しませてくれます。
今はちょっと早かったのでしょうか3~5分咲き位でしたが一帯一面に咲く河津桜は十分見応えがありました。小松ヶ池は灌漑用に昔から利用されていましたが今では一帯が鳥たちの天国になっていました。池の北の端には「カワセミ」が毎日やってくるそうで常連の方が4人池中の木の枝を見つめていました。今日は人出が多いせいか姿が見えませんでしたが、下見の時は大変綺麗な姿を見ることが出来ました。一行は公園から線路沿いの道に戻りしばらく桜と菜の花を楽しみながら進みました。更にしばらく新興住宅地の中を歩きます。およそ20分位で三崎口駅に到着です。この駅の周りにも河津桜が沢山あってこちらの方はほぼ満開の状態で丁度バスロータリに居た多くに観光客も上を見上げて楽しんでいました。京急ではこの期間は夏に並び絶好の行楽イベントとして「河津桜を見て、マグロを食べつくそう」と地元の飲食店とタイアップしたプランを始めています。それを目的にした観光客も多いのでしょうね。
dsc01085駅で小休止、しばしの休憩を取りました。ここで先に来ていた1名と合流総勢14名となって出発です。この当りは三浦半島の田園地帯で沿道にはキャベツやブロッコリーの畑があり、売店が何軒もありました。中でも有名な「三浦大根」は沢山並んでいました。砲弾の様に大きくて長いものや丸いものなど買って行きたい気持ちに駆られましたが何しろ大きくて重そうでウォーキングでは持ち歩き困難で止めにしました。一帯に広がる田園風景を眺め穏やかな気分に浸りながら国道から離れて次の目的地「小網代の森」に向かいます。小網代の森は源流から海までの生態系が自然のままに残る関東唯一の森です。集水域の森林、河川、干潟が開発されずに連続して自然環境が残されて、アカテガニに象徴される約2000種の多様な生物が息づいています。 dsc01087 県・市・NPOなどの協力で貴重な自然を守る地域として2014年7月から一般開放されました。整備された歩道や木道を爽やかな風に吹かれながら進みました。20分位歩くと「ひな壇」になった広場に出ました。丁度12時になりましたのでここでランチタイムです。皆持参のお弁当開き楽しい会話が弾みます。今回も温かい味噌汁を分け合いがあり、コーヒーなどを入れる会員もいました。また登山部出身の会員はケトルでラーメンやおでんを作って皆の関心を集めていました。ご相伴に預かりましたが大変美味しい素晴らしいご馳走でした。dsc01089

半時間のランチタイムが終わり午後のウォーキングに出発です。林の中を抜けると海岸(小網代湾)に出ました。すぐ脇に白鬚神社があります。三浦七福神の一つ(長安寿老人)で、海上の守護神です。境内には「カンカン」と金属性の音がする石柱があり、会員は代る代る石を打ち付けて音を聞いていました。白鬚神社を出て、すぐそばの海岸に浮かぶヨットや漁船を見ながら、海辺のシーボニアマンション群を横手に坂を登って国道に出ました。ここから油壷の半島を目指します。三浦半島は関東平野の沿岸部では一番高い地域でここから陸地は太平洋に落ち込んでいく為断崖・絶壁が続いています。左手の崖下に波静かな油壷湾を見ながら進むと半島の入り口には東大の油壷地殻変動観測所があります。柵に囲まれた施設には入れませんが途中柵越しに昔の空堀の跡が見えてきます。その昔三浦一族が最後の居城とした新井城の跡です。源頼朝の御家人の一人であった三浦氏の居城ですが、戦乱の世小田原の北条早雲との戦の3年間の籠城戦で壮絶な最後となった所です。三浦一族は自害し、湾に身を投じて果てたと伝えられています。湾は一族の血で油を撒いたように真っ赤になったと言われその様子から油壷と呼ばれるようになったそうです。その悲しい話に北原白秋など多くの歌人が歌を詠んでいます。今日は波一つ無い紺碧に透き通った海面を見ることが出来ました。半島をぐるっと廻ると荒井浜に出ます。DSC01123相模湾を見渡せる風光明媚な浜辺ですが今は人っ子一人居ないひっそりとした海岸でした。その分とても水がきれいで海底の海藻が波にゆらゆら泳がされていました。岩場では干潮で取り残された水溜りに「ふぐ」が数匹いるのを発見し、大はしゃぎして歓声を上げる会員もいました。何か長閑な景色に全員童心に帰って雰囲気を楽しみました。これからしばらく磯伝いに岩場を歩きます。しばらく行く磯辺では地元の漁師さんが小舟を片足で操りながら突き棒で何か採っていました。(網に入れている所から何かの貝、サザエでしょうか?)
一部険しい渡りの所もありましたが無事渡り終え、海岸から坂道を上ります。途中左折して三浦氏新井城最後の城主「三浦道寸」の墓にお参りしました。綺麗に清掃された一帯は今でも末裔の方が花などを手向けておられる様子が伺えました。
三方を海の崖に囲まれた新井城は難攻不落の城と言われ、さしもの北条早雲も攻めあぐね3年間に及ぶ兵糧攻めでやっと落城させたと伝えられています。毎年5月の最終日曜日には三浦一族を偲び「道寸祭り(供養祭、笠懸)」が行われています。
さて一行は最後の坂道を登って「京急油壷マリンパーク」に到着しました。
ここで今回のウォーキングは終了です。花あり、野菜あり、山あり、川あり、海ありと自然に恵まれた大変満足な一日でした。お疲れ様でした。
dsc01099最後に会長から4月「箱根湯坂路ウォーク」と5月1周年記念企画の「熊野古道ウォーク」話があり解散しました。一部の有志は近くの温泉で一風呂浴びていました。(有田記)