四季酩酊 第106回
酒坊
四季酩酊で「さいたま川柳大会」を取り上げるのは2度目である。四季酩酊もまだ第16回で社友TOKYOも紙だった。時の流れの早さに戸惑ってしまう。7年前の2010年6月の第46回大会は、さいたま市民会館だった。今年の第53回大会は桶川市のさいたま文学館文学ホールで6月11日の日曜日に行われた。毎年この大会には参加しているが、ここ数年は新しくてきれいなこの会場で行っている。雰囲気には慣れたが、句の方はそうはいかない。選者との兼ね合いもある。
参加者は146名で若干増えたらしい。9題2句投句の私の結果は、
・ 寝返りを打つと女が逃げてゆく 客 「女」(辻直子選)
・ ビーナスかと思った妻の風呂上り 秀 「うっとり」(渡辺梢選)
・ 温泉に浸かる野猿の夢うつつ 秀 「〃」(〃)
・ 幽霊になって出るほど惚れられる 秀 「執念」(潮田春雄選)
・ 家に来た娘の彼は宇宙人 秀 「戸惑う」(荻原美和子選)
・ 中締めはお開きじゃない酒を飲む 秀 「残る」(織田和子選)
なぜか入選できなかった句
・ 冗談も言えぬ課長で出世せず 「冗談」
・ 肩凝りの妥協の無さに音を上げる 「執念」
・ 勝ってても負けてるようなジャイアンツ 「嘆く」
・ 退化した男ばかりで骨が無い 「男」
・ 篝火に白く浮かんだ露天風呂 「ラッキー」
・ うれしいなガリガリ君の当たり棒 「ラツキー」
自分では自信を持っていた句でも入選しない。これが選者との兼ね合いである。それでも、7年前は3句しか抜けなかったのだから、満足は出来ないけれど良しとするか。
この後、「朝顔川柳大会」「あゆの川柳大会」「ふじさわ川柳大会」「東葛川柳会30周年記念大会」「川柳『路』70周年記念大会」を予定している。
※今回の入選選考は、三才(天地人)・5客・30秀でした。
川柳は選者呼名の格闘技 酒坊



