第5回 丹沢の麓、山里と湧水と温泉へ

pheader14x遠遊日:2014年10月29日(水)

第5回遠遊会を実施しました。
当初の予定は10月22日でしたが天気予報では終日雨模様との事で29日に延期を余儀なくされました。当日は雲一つない絶好の行楽日和の素晴らしい秋晴れとなりました。
参加者は9時30分に小田急渋沢駅に集合し、会長から今回のコースの説明と新入会員(吉川誠さん)の紹介がありストレッチ体操の後出発しました。
「渋沢丘陵・震生湖コース」(PDF)
n0305今回の参加者は10名です。前半は渋沢丘陵を歩きます。関東大震災の時に誕生した湖、震生湖を歩く比較的平坦なコースです。市街地を抜けてなだらかな坂道を歩くと林や畑が続く里山に出ます。この一帯は神奈川県でも数少ない里山の1つだそうです。歩くにつれて眺望が開け、左手には丹沢表尾根の山波が、そして右手には相模湾も一望出来ました。丁度地元の幼稚園の遠足に出会い元気な子供達と言葉を交わし皆好々爺の様に一緒になって歩く場面もありました。震生湖ではしばしの小休止、少し早目の軽い昼食を執りました。震生湖では穏やかな水面にのんびりと釣糸を垂らす釣り人の姿もありました。話を聞くとヘラブナを釣っているそうで大物が釣れるとのことでした。震生湖を後に先に進みます。
n0307なだらかな長い坂道を下っていく途中には丹沢山塊を背景にした秦野の市街地の雄大で素晴らしい眺望に皆シャッターを押してしばし見惚れておりました。坂道を下って白笹稲荷神社に向かいます。この神社は関東三大稲荷の一つ、とても強いパワーを持った神社で隠れたパワースポットだそうです。お参りを済ませて次の今泉名水桜公園に向かいます。この公園は平成17年1月1日に秦野市制施行50周年を迎えた記念として整備され、市街地に残る貴重な水辺を保全し、地域の人々に憩いと潤いを与えている湧水と桜のある公園で、全国名水100選「秦野盆地湧水群」の中でも最大級の湧水量を誇る今泉湧水池です。公園の奥には木製の踊場がありここからは民家の屋根越しに遠く富士山も見えていました。

ここから後半のコースになります。一旦秦野市の街中を歩きます。
「弘法山公園・吾妻山コース」(PDF)
秦野市内には湧水が多く見られ、古代から人々の暮らしに利用されてきました。秦野盆地湧水群の中でもピカイチの「弘法の清水」に向かいます。昔弘法大師が農民に感謝し杖で地面を突くとそこから水が湧いて出てきたとのいわれがあり、年間を通じて水温は16度前後、水量は日量100トン前後で井戸の形が「臼」に似ていることから「臼井戸」と呼ばれていました。勢いよく流れ出る清水を汲みに来た地元の人からこの水は美味しいよと聞き皆も我先にと喉を潤しました。まろやかでやさしい感じの美味しい水でした。
n0330そばを流れる水無川沿いを10分程歩くと命徳寺に着きます。江戸時代初期に建築された山門は薬医門という形式で屋根全体が前の方に片寄っている古い建築物の一つで慶安4年(1651)頃に再建されたという記録があり、平成15年に秦野市の重要文化財に指定されています。
これから市内の北東部に位置する弘法山公園(浅間山、権現山、弘法山の3つの山一帯)に向かいます。この一帯は富士山や丹沢の山々が一望できるコースとして整備されており、春には2000本以上の桜が咲く誇る桜の名所となっています。
金目川沿いを少し進むと弘法山公園への入り口を道標が導いてくれ、まもなく登山口です。
n0346林間を木が階段状に組まれた登山道は急坂で皆息を切らして登ること20分、少し開けた広場に出ました、振り返ると富士山が見え、まもなくして浅間山の山頂に着きました。
山頂からの見晴は好天にも恵まれ素晴らしく、湘南の海が遠くに輝いて見えました。
少し下り、車道を横切り再び急坂を登れば広い園地になっている権現山に到着です。春には桜の名所になっていて「弘法山桜まつり」がおこなわれます。そして立派な展望台があります。そこからは360度のパノラマが楽しめ、丹沢の山々・富士山・伊豆の山波・湘南の海、そして小田原でしょうか湘南の街並みもはるかに見えました。ここでも幼稚園児が楽しそうに遊んでいました。ここで2回目の昼食タイム、皆さん持参のお弁当を開きました。お湯でカップ麺を温める参加者もいて話も大いに弾んでいました。しばし休憩の後次に目指す弘法山に向かいます。弘法山へは馬場坂と呼ぶ広い尾根を行き、階段状の道を登り、また平坦路をたどって行くと山頂に到着します。樹木に囲まれた釈迦堂や鐘楼、弘法の乳の水などがありました。ここからも湘南海岸、江ノ島も眺望出来ました。
shugoここで集合写真をパチリ、一息いれて最後の山、吾妻山へと向かいます。
釈迦堂の裏手から尾根道を通り、道標に従い進めば善波峠です。ここで右折、長い下りと登りの連続の中30分程歩いて吾妻山に到着。この辺りも春先には桜や新緑が美しいとのこと。林間の道を下って行けば古い石の道標があり、さらに下れば車道に出ました。
直ぐ前の東名高速高架をくぐり、最終目的地の鶴巻温泉に15時40分に到着です。
ここでクールダウンを行い今回のウォーキングの終了、解散です。
希望者は弘法の里湯に浸かり、疲れを癒しました。弘法の里湯は鶴巻温泉駅前にあり、平成13年10月オープンしました。弘法大師がここで雨乞いの祈りをおこなったと言い伝えがあり、都会的な雰囲気のある日帰り温泉です。秦野市第1号泉で露天風呂と平成22年に湧出した「つるまき千の湯」の2つの源泉が一度に楽しめる温泉です。泉質は弱アルカリ性、カルシウム、ナトリウム塩化物泉でよく温まり神経痛・筋肉痛・慢性胃腸病・慢性婦人病などに効能があるそうで、透明のお湯でした。

今回のコースは温泉でのんびり汗を流せる絶好のコースです、湯上りの一杯は格別でした。
約16km、6時間のウォーキングでした。皆さんお疲れ様でした。
次回は12月17日「鎌倉アルプスを踏破」です。 (竹下正喜記)