第57回「鎌倉殿13人の史跡巡り パートⅡ」

前回12月例会の続き「鎌倉殿13人の史跡巡り」の後半は
鎌倉北西部の源氏・北条家の史跡を巡りました。

2023.2.22(水)晴/曇
コースリーダー:有田知義

※各写真はクリックすると拡大します。

北鎌倉駅集合

朝方は冷え込みのあった気温も穏やかな陽光を増して北鎌倉に注がれてきました。
元気な会員5名が今回も源氏・北条家の史跡を求めて集いました。

本日は北鎌倉駅から出発して鎌倉駅まで『鎌倉殿の13人』の史跡を巡る散策、第2弾です。
※立ち寄り先の詳細につきましては当日お配りした例会資料(←クリック)をご参照ください。

【円覚寺】

鎌倉時代の名執権、北条時宗が開基した鎌倉五山第二位のお寺「円覚寺」は境内の配置が一直線となっており、入り口の総門から奥に向かって境内散策開始です。

境内はちょうど梅も見所となっていました。
拝観の受付がある総門から石段を上がると堂々たる山門が現れ、くぐったその先には巨大な本尊、「宝冠釈迦如来」が鎮座している仏殿があります。
仏殿内を見上げるとそこには圧巻の「白龍図」が迫ってきます。
仏殿を出ると右側に「大方丈」。方丈とは住職の居住区画との説明でした。

美しい「妙香池」を左手に見てその先に鎌倉で唯一の国宝建造物である「舎利殿」がありますが、残念ながらここは非公開。正月3が日と、宝物風入(例年11月初旬)の時に「舎利殿」の外観が特別公開されるとのことです。

「舎利殿」のさらに奥の北条時宗公のご廟所(墓所)「開基廟」をお参りしました。その後、入り口まで引き返す途中で北条貞時が寄進した国宝の「洪鐘」(おおがね)を見て「円覚寺」をあとにしました。

※下の写真の「舎利殿」(国宝)は円覚寺ホームページより使用しております。

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【建長寺】

「建長寺」は北条時頼が本格的な禅宗専門の道場として創建されました。
鎌倉五山の第一位に列せられており、鎌倉寺院建築の先駆けになっています。

「円覚寺」と同様、総門、三門、仏殿、法堂が一直線に並んだ伽藍様式を残しています。
境内入口の総門をくぐると三門が見えます。
その手前、左手に目に入ってくるのが「君が代」に詠まれている「さざれ石」。
鎌倉では「建長寺」の他「東慶寺」、「鶴岡八幡宮」でも見ることが出来ます。
三門のすぐ右手には国宝の梵鐘が鎮座しています。
先程の「円覚寺」、大船の「常楽寺」の鐘とともに「鎌倉三名鐘」と称されています。
その先の仏殿には台座を含めると5メートルにもなる本尊の「地蔵菩薩坐像」が安置されています。
仏殿のすぐ裏は「千手観音像」、「釈迦苦行像」、天井の「雲龍図」など見どころ満載の法堂、ひときわ目を引く唐門、奥に美しい庭園を備えた方丈が配置されています。

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お昼は建長寺の門前の点心庵でけんちん汁を頂きました。
「けんちん汁」という名は、建長寺の開山蘭渓道隆が、野菜の皮やヘタを無駄にしないようにと発案した「建長汁」が訛って呼ばれるようになったのだといわれています。
割りばし入れの紙の裏には「食事五文」(←クリック)が記載されていました。
又、デザートに頂いたプリンのお皿に粉砂糖で絵が描かれていたのも楽しめました。

食事後、史跡巡りの再スタートです。

【亀ヶ谷坂】

食事後の腹ごなしに丁度良いような厳しい坂道ですが、昔はもっと急な坂道だったようで、「建長寺」の大覚池にいた亀がこの坂を登ったところ急坂のために途中で引き返したことから「亀返坂」とも言われるようになったと伝えられています。
鋭い切り通しに鎌倉が「天然の要塞」と言われたことが感じられる場所でした。

【岩船地蔵堂】

「亀ヶ谷坂」を抜けると源頼朝の娘大姫の守本尊を祀る「岩船地蔵堂」があります。
堂の小さな窓から「木造地蔵尊」を拝観できます。
「木造地蔵尊」の奥には「石造地蔵尊」が祀られているようですが見ることはできないようです。

【英勝寺】

今回は「亀ヶ谷坂」と並び厳しい切り通し道で知られる「化粧坂」は通らず、鎌倉唯一の尼寺である「英勝寺」に到着です。
今回は時間の都合で外からのお参りに留め「寿福寺」に向かいました。

【寿福寺(北条政子・源実朝墓)】

「寿福寺」は源頼朝の死後、妻の北条政子が頼朝を弔うために、建立したお寺で、又、桂敷きという技法が使われている美しい石畳も有名です。
境内にある北条政子・源実朝の墓をお参りしました。

【源氏山公園】

「寿福寺」の境内の階段、坂道を登り一番高いところの「源氏山公園」で一休み。
暖かい飲み物で一息つき出発です。
「化粧坂」を上から望み次の目的地「銭洗弁財天」へ向かいました。

【銭洗弁財天】

金運・財運アップで有名な観光スポットのひとつ、通称、「銭洗弁天」(正式には銭洗弁財天 宇賀福神社)
本社を参拝後、奥院にお参りしました。
鎌倉幕府5代執権・北条時頼が、奥宮の霊水で銭を洗ったのが「銭洗い」の始まりとのことでした。

【佐助稲荷神社】

「銭洗弁財天」から細い道を通り閑静な住宅街の奥に沢山の赤い鳥居が見えてきます。
ここ「佐助稲荷神社」は鎌倉幕府を開いた源頼朝によって建立された神社です。
幻想的な長く続く鳥居をくぐり、階段を上がったところに拝殿、本殿があり裏には神様のお使いと言われている小さな白狐の像がたくさん奉納されていました。

「佐助稲荷神社」から鎌倉市内に向かう住宅街の道に「佐助トンネル」があります。今は珍しい素掘りトンネルで中は暗い明かりが・・・、趣のあるトンネルでした。

【鎌倉歴史文化交流館(無量寿院跡)】

本日の最後の立ち寄りは現代建築と鎌倉の歴史の両面を鑑賞できる「鎌倉歴史文化交流館」です。
3/11まで特別展『北条氏展 ~北条義時の子どもたち~』が開催されております。
北条氏系図(←クリック)が用意されており、分り易いパネルと共に見ごたえのある展示内容でした。

敷地はかつて大規模な寺院である「無量寿院」の跡と言われており、発掘調査では鎌倉時代後期の池の跡や 礎石が見つかり、 鎌倉幕府の御家人、安達氏に関係する遺構の可能性が指摘されています。

鎌倉駅へ

「鎌倉歴史文化交流館」から歩いて鎌倉駅へ、西口の時計台広場で解散しました。

今期最後の例会は「神田川クルーズ」を3月29日に予定しております。
きれいな桜を船から観賞する予定ですので是非ご参加をお願い致します。
又、皆様とお会いできるのを楽しみにしております。

(豆知識) 鎌倉五山とは?

鎌倉には120もの寺院があり、鎌倉五山をリーダーとして、他のお寺を鎌倉五山の下に置いて全体を管理するシステムを作り、お寺同士に競争させれば、幕府の方に歯向かってくることはないと考えました。頑張ればランクアップすることもある昇進制度でもありました。
第1位 建長寺 第2位 円覚寺 第3位 寿福寺 第4位 浄智寺 第5位 浄妙寺


ちなみに京都五山は下記になります。
第1位 天龍寺 第2位 相国寺 第3位 建仁寺 第4位 東福寺 第5位 万寿寺
(参考=京都五山 五山の上に別格 南禅寺 が置かれています)

参 加 記:伊東哲也
写真提供:柿本政昭
     伊東哲也

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