第73回「防衛大学(NATIONAL DEFENSE ACADEMY)見学ツアー」

防衛大学校本部前で全員集合

2025年10月1日(水) 天気 曇り
 参加者 10名

世界で地域紛争が起こる中、日本に関しても中国の脅威が高まる東アジア地域の中にあって日本の防衛を担う自衛官を養成する「防衛大学校」に実態を
見ようと日本の明日を気にする10名の社友会・日本国民が集まりました。

集合場所の京急「馬堀海岸駅」に集合した参加者は駅そばのバス停で「防衛大学行」のバスを待ちました。

バスで15分、防衛大学正面入り口に到着、開門時間まで事務官からの案内の声掛けを待ちました。
正面の壁面には防衛大学に関する色鮮やかなマンホールのレリーフが飾られていました。

防衛大学校

12時30分になりましたので係りの方から入校証を頂き、”さあ入学です”。
まず広報官から防衛大学の全体配置図の紹介がありました。
1952年(昭和27年)保安庁の付属機関として保安大学校が設置され、1954年(昭和29年)防衛大学校と改名されました。


「三浦半島東南端の標高85mの小原台に位置し、西に富士の秀峰を仰ぎ、東に房総半島の山々を望み、眼下には紺碧の東京湾を見下ろす景勝の地にあります。敷地は、約65万平方m、建物延べ約24万平方mのほか、走水海岸には海上訓練場があり、東京ドーム14ケ分の広さだそうです。」

ここからボランティアのガイドさんから校内の案内をして貰いました。
まず正面に聳え立つ白亜の「本部庁舎」に向かいました。正面の壁には「鳩・桜・若葉」のレリーフが付けられていました。中に入ると天窓には「鳩・桜・若葉」が浮かび、足元の床には丸い円に描がかれた「学生綱領」がありました。
そこには、「一、廉恥 一、真勇 一、礼節」が書かれていて、常に自主自律の精神をもって自己の充実を図り、厳しい徳性のかん養に努め、もって与えられた使命の完遂に必要な進展性のある資質を養成するにある。我々は、誠実を基調としてこの綱領を実践し、輝かしい防衛大学校の伝統を築くことを期するものである。と伝えられています。

壁面のパネルには授業風景の写真が飾られていました。また防衛大学には現在13ケ国の留学生が来てあり、今年度には2ケ国が加わるそうです。

次に記念講堂へと向かいました。途中広場には兜のモニュメントが聳え立ち、奥には徽章が輝く、白くて聳える給水塔も目立っていました。

そして期待していました「記念講堂」へ入りました。
まず目を引いたのは素晴らしい大きなステンドグラスです。「若人の城」と呼ばれ、平成14年創立50周年を記念して防大同窓会から寄贈されました。
縦約4mx横約6mの大作で、原画は日本画家平松礼二氏で、守るべき対象である日本のシンボルとして富士山と、陸・海・空を示す「咲き誇る桜」、
「金色に輝く海」、「紺碧の空」を描き、全体として国を守る若人の城としての小原台を表しています。花弁は約2000枚で防大生の数を表しています。

さあ記念講堂に入ります。皆さんは卒業式で帽子投げの映像をご覧になったことがあると思います。

記念講堂は全席2300席あり、入学式・卒業式や各講演会、記念式典や学校説明会・オープンキャンパスなど幅広く使用されています。
この講堂は数々の仕掛けが施されています。床は可動式で全席を収納することが出来、卒業証書授与式には正面の床にある3枚のブレートが稼働し、右から登り傾斜になり、中央壇上で証書を貰うと左側は下り傾斜となります。そして有名は帽子投げになります。また扉は3つに分かれ使用に応じて稼働します。

【ここで、コーヒータイム】 皆さんご存じですか?、
テレビにも映る卒業生が高く放り投げる帽子はその後どうなるのでしょうか?(答えは最後で!)
 1、式が終わったら戻ってきて自分の物を探して、記念に持って帰る。
 2、式終了後掃除のおばさんが拾い集めて洗濯し、来年に使う。
 3、下級生が拾い集めて回収し、学校に返される。

これから防衛大学の心臓部、「資料館」に入ります。(資料館では写真撮影が禁止でした。)
まず防衛大学校ガイダンスとして約15分程度の映像で、小原台周辺の歴史・地理の紹介、そして学生生活の様子と卒業後の幹部自衛官の仕事ぶりや活躍実態を鑑賞しました。1学年は約400~450名位で、大隊450名、中隊100名、小隊40名の構成だそうです。
最近は女子学生の構成も増えてきて約18%程度、1大隊で85名、全校では約350名で来年には女子専用の寄宿棟が完成するそうです。
資料館1階では、防衛大学校のあゆみ、初代校長を記念した槙記念室があり、沿革や装備の移り変わり、学生生活の移り変わりが分かります。
2階では、今日の防衛大学校、小原台を巣立って、のコーナーがあり、教育・訓練・学生生活などの様子が伺え、各部隊の制服・装備を楽しめます、また卒業生のアルバム・卒業生の言葉があり、卒業後の活躍の様子を見ることが出来ました。

資料館見学後は、学生の生活の場の見学です。
学生浴場(外観のみ)学生食堂学生会館を案内されました。学生会館は生活用品・お土産品の販売を行っており、コンビニの様な存在で参加の皆さんは防衛大学ブランドのグッツやグルメを買っていました。防大カレーや防大ファイルなどが人気の様でした。
圧巻は学生食堂に目を見張りました。学生全員が一堂に揃って食事をするそうで2200席が用意されていて、「ギネス日本記録」だそうです。
そして、「月曜日はカレーの日」と決まっているそうです。海上自衛隊では曜日感覚の維持の為、毎週金曜日をカレーの日としています。当初は「土曜日」がカレーの日でしたが1985年以降、週休2日制が広まったことから「金曜日」に変更されたそうです。「カレーの日」どちらが元祖なんでしょうか?

槙初代校長の記念碑を見ながら、学生舎、グランド、プールなどを見学。
途中の1階、地下1階にある「図書館」は60万冊の蔵書があり、内防衛関連の資料は3万8千冊にも及ぶそうです。流石防衛を学ぶ学校ですね!
出口に向かう防衛学館の脇には実戦で活躍した戦闘機・戦車・機雷・魚雷・野砲などの装備品が展示されていました。

防衛大学見学終了後バスに乗って横須賀中央へ向かい、頭の整理をすべく懇親会を行いました。
今日の防衛大学校見学の感想や防衛大学校卒業後の活躍する世界情勢(?)などを肴に会話とお酒を楽しんで終了となりました。お疲れ様でした。


コーヒータイムの正解は? 【3、下級生が拾い集めて回収し、学校(国)に返される。】でした。
防大生は4年間全員入寮生活が義務付けられており、ほぼ全ての物が貸与・支給されます。その為卒業時には国へ返却しなければなりません。
それで恒例となっており、下級生が拾い集めて学校(国)へ返却されるのです。大学の卒業式で帽子を投げる「ハット・トス」は、卒業生の門出を祝う伝統行事です。元々は米国海軍士官学校で、学生帽から正式な士官帽への切り替えを祝う行為に由来しています。

防衛大学生の身分は、特別職の国家公務員です。全員学生舎に居住し、被服・寝具・食事などが貸与または支給されるほか、毎月学生手当(令和6年12月現在:151,300円)が支給されます。また、6月、12月には期末手当(いわゆるボーナス、令和6年実績(年):1学年349,503円、2~4学年529,550円)が支給されます。

参加記作:有田知義
写真協力:上田弘明
    :柿本政昭
    :伊東哲也
:有田知義

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