実施日 2026年4月24日(金)
参加者数 20名
天候 曇 気温20℃


東京みなと丸に乗船する前に撮影
午前9時40分 JR山の手線・京浜東北線「浜松町」駅北口改札口に参加予定者20人(内第1ブロック関係者12名)が集合しました。
第1ブロックのイベントは、個人では行こうと思わない場所へみんなで行きましょうという企画で実施していますが、今回は東京都が運航している視察船「東京みなと丸」に乗船して東京港クルーズをします。知っているようで、知らないことが多い東京港を専門のガイドさんに案内して頂けるクルーズです。
前日から降っていた雨が明け方まで続いていましたが、朝からは雨も晴れてきました。気象条件が良くない場合は「東京みなと丸」は欠航となることもありますが、風もそんなに強くないので出港は大丈夫と自信をもって竹芝桟橋に向かいます。JR浜松町北口から、エレベーターで地上3階にある歩行者用デッキに上がり、竹芝桟橋をめざします。地上の道路を歩くのと異なり、信号待ちや車が来る心配がないので快適に歩くことができます。眼下に、旧芝離宮恩賜庭園の池や緑の景観が広がります。





ゆりかもめ竹芝駅、竹芝ふ頭(旅客ターミナル)を過ぎて、「東京みなと丸」の乗船場所である竹芝小型船船着場をめざします。港が一望できる場所に来ると、レインボーブリッジを真ん中にして東京港が見渡せます。参加者のみなさんは思わずスマホのシャッターを切っていました。
竹芝桟橋付近の2階歩道デッキには「船」にまつわる種々の漢字のタイルが配置されています。






上記は、その一部ですが皆さんは、全部読む事が出来ましたか?いくつかは読み方も難しいというのが参加された皆さんの感想です。「寿司屋の湯飲みのようだ」と評価する参加者もいました。
東京みなと丸に乗船する「竹芝小型船船着場」には少し早めに到着して、受付と乗船を待ちます。会員同士の談笑と乗船前の手洗いなどで受付を待ちます。




午前10時10分ごろから乗船受付が始まり、午前10時25分「東京みなと丸」に乗船しました。「東京みなと丸」は、東京都民の生活と深くかかわる東京港の役割を多くの方に知って頂くことを目的に運航しています。
午前10時30分出航、専門のスタッフによる詳細な解説を聞きながら、約1時間15分の航海です。ガイドさんからは、東京湾には「横須賀港」、「横浜港」、「川崎港」、「東京港」、「千葉港」、「木更津港」と6つの港がある。横浜港は観光港にもなっており有名で遊びに行く人が多いが、東京港はあまり知られていない。と少し寂しそうでした。最初に説明されたのは、東京港は日本一の貨物量を取り扱っているとのことです。例えば肉類の取り扱いは全国の港の34%(約92万トン)を、さけ・ますの取り扱いでは46%(薬9.2万トン)を、エビに至っては全国の57%(約8.1万トン)の取り扱いとなっているそうです。東京という大消費地を抱えている港であり当然と言えば当然ですが、東京港の荷扱い量などについてはほとんど知らないことばかりでした。




①竹芝ふ頭
東京港の一番奥であり、東京湾の一番奥になります。竹芝ふ頭からは伊豆諸島、小笠原諸島への船が出港することはよく知られています。旅客の乗船と共に島民への物資の運搬もになっており、島民の生活を支えている重要な場所でもあります。
②日の出ふ頭
1925年に完成したふ頭で、東京港では一番古いふ頭です。現在は主に浅草、お台場などへの水上バスの発着と、レストラン船の発着場所として利用されています。
③芝浦ふ頭
国内貨物のふ頭として利用されており、雑貨を取り扱っていますが、ふ頭のすぐ後ろに工場があるので紙類、セメントも取り扱っています。
④レインボーブリッジ
いよいよ、レインボーブリッジの下を通過します。船に乗らないと橋を下から見ることはないので、貴重な経験です。






⑤品川ふ頭
主に国内貨物やコンテナ、自動車や冷凍食品等を取り扱うふ頭です。ここからは北海道方面に送るコンテナがありますが、台車に乗せたコンテナのみを積み込んで、運搬します。牽引部分は到着地で接続してトレーラーとして運搬しますが、船の中には牽引部分の車両は外されています。(RORO船と言うそうです)
特に、当日は南極観測船「しらせ」が帰港したタイミングを見られました。今朝到着して夕方には出港してしまうとのことでタイミングよく見ることができました。

⑥大井コンテナ埠頭、中央防波堤外側コンテナ埠頭
主に、国際物流の中心となる大型コンテナを取り扱う大型コンテナ埠頭で大型のコンテナ船が7隻同時に接岸することができます。日本における国際物流の中心となる日本屈指の規模のふ頭です。
中央防波堤外側コンテナふ頭は東京港では一番新しいふ頭です。2017年から稼働していますが、2020年3月には増強されましたが現在はさらに増強しようと整備中だそうです。
⑦海の森
東京から発生するごみと建設残土からできている埋め立ての島です。苗木を植え美しい森にしようとの試みがされており、「海の森公園」は2025年にオープンされた東京都内として最大の広さ(149ヘクタール)を持つ公園となっています。海の森公園には TOKYO2020 のボート、カヌー競技施設がつくられました。
⑧東京ゲートブリッジ
中央防波堤外側埋め立て地と江東区若洲を結ぶ橋として2012年に開通しました。東京都内主要幹線道路のアクセス向上と物流の効率化、交通渋滞の緩和に寄与している橋です。



⑨フェリーふ頭、10号ふ頭
東京と四国九州へのフェリーの拠点となっています。マイカー利用者にも人気でよく利用されています。
10号ふ頭は主として鉄鋼。自動車・紙・パルプを扱っています。九州、沖縄など西日本各地と首都圏を結ぶ国内貨物の拠点となっており、中継基地の役割りも効率的に担っています。
⑩お台場ふ頭
貿易荷物の主力となっているふ頭です。全長1.8Kmあり15,000トン級の船が9隻接岸できる規模です。
⑪青海コンテナ埠頭
全長1,570m 5隻のコンテナ船が接岸できます。コンテナクレーン9基を備え5隻のうち3隻は大型船の接岸ができます。
⑫東京国際クルーズターミナル
世界最大のクルーズ船にも対応可能な玄関口として2020年9月に開業しました。クルーズ船の接岸で、さらに魅力ある臨海地域の賑わいの創出を目指しています。本日は、大型クルーズ船が接岸していました。朝方に到着し、夕方には出港するそうです。乗客たちは下船して東京観光を楽しんでいるものと思われます。


⑬臨海副都心
面積442ヘクタールの埋め立て地に職・住・学・遊の機能が連携するように複合的な街づくりが進められています。台場・青海・有明南・有明北 の4つの地区に分けられそれぞれの地区に応じた土地利用を図っています。国際会議や展示場、イベント会場などの国際観光拠点化も目指しています。
⑭台場跡、豊洲市場、晴海ふ頭
レインボーブリッジの橋脚下とお台場海浜公園の近くに2つのお台場が残されています。レインボーブリッジの橋脚下の6号台場は行くことができませんが、お台場海浜公園近くの3号台場は行くことができます。江戸時代末期に黒船が江戸に近づくのを阻止しようとして建設されました。お台場は全部で6基つくられましたが、今は2基のみ残されています。
午前11時45分 ほぼ予定時刻に竹芝小型船船着場に帰港しました。








みなと丸が岸壁に到着する寸前、これまでガイドをしていただいた方がいきなりウクレレを取り出し、「東京港の歌」を披露してくださいました。横浜には港に関する歌が数多くあるけど、東京港の歌は聞いたことが無いとのことでガイドさん自身が調べて「東京港の歌」があることがわかり、これを本日乗船の皆さんに披露していただきました。ここでも、ガイドさんの横浜港への対抗意欲が感じられました。横浜港には「ブルー・ライト・ヨコハマ」「よこはま・たそがれ」「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」など誰もが知っている歌がたくさんあるけど、東京港には歌がないとの気持ちで必死に検索されたことと思います。東京港を盛り立てようという執念に感激です。



下船する際はそのウクレレで「アロハオエ」を歌って見送ってくださいました。「さようなら・また来てください」という気持ちが伝わってまたまた感激ものでした。
参加された会員から、「経験することができない経験だった。東京港のことが良くわかった。」など皆さん口々に満足のお声をいただきました。
このあとゆりかもめ竹芝駅近くの「ホテルアジュール竹芝」にある「レストラン漣」に徒歩で移動し、昼食懇親会を実施致しました。お料理はランチ旬彩弁当(肉豆腐和風ハンバーグ、揚げ物、焼き物など)にビールと充実していて、大変好評でした。それぞれのテーブルでは、話に花が咲いており、今回のイベントを楽しんで、満足いただけたものと思います。
以下は懇親会風景です。
















第一ブロックの次回イベントへの参加をお願いし、午後1時頃に散会しました。参加された皆さんお疲れさまでした。
文章作成 小澤 馨
柿本政昭
写真提供 増本哲夫
込山廣明
柿本政昭