第260回「陸・海・空からみなとみらいを楽しもう」

コロナがやっと落ち着いて来ましたので4月に続いての開催が出来ました。
今月は新港地区での開発・発展が今も続く、横浜みなとみらい地区で新しい乗り物に乗り、地上から、海上から、また高層展望台からの港町の展望を楽しみました。
開催日:2022年5月21日

会員各位は自宅を出掛ける時には「この雨の中、今日は例会をやるの?」と心配しながらも、桜木町駅に集合しましたが、集合時には雨も上がって、涼風も吹く、気持ちの良いウォーキング日和となりました。
期待に胸を膨らませた会員19名がJR桜木町駅に集合、会長の挨拶があり、コースリーダーから本日のコースの説明がありました。

まずスタートは、駅前に丁度1年前の5月に開設された「YOKOHAMA  AIR CABIN」へ向かいました。日本初、世界最先端の都市型循環式ロープウェイです。最高高さ約40mの高所から、横浜ランドマークタワー、よこはまコスモワールド、帆船日本丸など、空中から眺めることが出来ました。凡そ6分間の空の旅でした。

エアーキャビンで到着した「新港運河パーク」からは、エアーキャビン軌道下を通っている「汽車道」を帆船日本丸メモリアルパークへと向かいます。

新橋駅~横浜駅間(現在の桜木町駅)の鉄道開通に伴い、増大した輸出入物資の運搬路として横浜港までレールが敷かれました。
絹織物や蚕種など日本中の品物が横浜港から輸出され、食料品や工業製品が各国から輸入され、隆盛を極めました。
当時の名残のレールが残されて汽車道として歴史を今に残しています。

日本丸メモリアルパーク脇にある「水陸両用バス スカイダック」の出発場所へ到着しました。
1台のバス?船?が陸上を、そして海上を走ります。
「えっ、何で!」「バスで海に入るの?」「どうして浮くの?」「エンジンで走るの?」など等興味津々の皆さんの疑問を乗せてスカイダックは走りました。

タイヤにスクリューが見えますね。これで水陸を走れるんですね。これ1台1億円だそうです。

先ずは、陸上から横浜みなとみらい地区を走ります。
高層ビルが林立し、大都会を創造してきた現在のみなとみらい地区ですが、ペリー来航による開港の地には日本初のもの・文化があり、また歴史的建造物も沢山あります。今回はその内の「横浜3塔」を巡りました。

キング=神奈川県本庁舎 1927年竣工 高さ49m    重量感の
ある和洋折衷の帝冠様式が特徴で建築史的価値大。
クイーン=横浜税関 1934年竣工 高さ51m イスラム寺院風
の建物で、輸出入の管理や取り締まりをおこなう。
ジャック=横浜市開港記念会館 1917年竣工 高さ36m 赤レ
ガ造りで当時のレンガ造りの技術力の高さが分る。

3塔を同時に見ることが出来ると「願いが叶う」と言う謂れがあり、人気のパワースポットになっています。
因みに陸上で3カ所あり、そして今回は更に海上からも見ることが出来てラッキーでした。皆さんに良いことがあります様に!

陸上からの観光を終わるといよいよ期待と不安の海上へと突入です。ガイドさんの合図で合言葉「3,2,1,スカイダック!」で海へ勢いよくスプラッシュ!。大きな水しぶきを上げて船となりました。これからは船として横浜港を周回します。
因みに陸上ではバスの運転手(大型2種免許)、海上では船の船長(小型船舶免許)を一人の方が兼務しておりました。
今日は波も穏やかで気持ちの良い航海で、周回するコースが取れました。
このスカイダック(船の部)は干潮時には運休となり、満潮時には橋の下を通れないことなどから航路を変更したり、自然相手に運航を左右されるそうです。

日頃なかなか見物することの出来ない海上からの眺めは珍しいこともあり、想像以上に興奮する景色でいっぱいでした。
海に入ってしばらくは陸地に近い所を航行しますので、散歩している人やベンチで寛いでいる人と手を振っての交流も出来ました。新港地区の赤レンガ倉庫やワクチン接種会場にもなっているハンマーヘッドなどの名所を巡り、そして陸からも見えた3塔を海上から確認できるポイントに船は到着しました。しばらく停船し乗客に確認出来る時間のサービスもありました。

そして本日の最大のサプライズがありました。何と「飛鳥Ⅱ」が停泊しているではありませんか?事前に大さん橋に停泊する船のスケジュールを確認して、今日は残念ながら大型船の停泊は無いことを調べていましたのに!  なんとラッキーでしょう。
飛鳥Ⅱは電燈設備の修理の為母港の横浜港に帰還していたのでした。

スカイダックから僅か10m程の目前で飛鳥Ⅱの文字が読めるとは奇跡としか言えませんね。スカイダックは飛鳥Ⅱの周りをゆっくりと航行しました。タワーマンションが海に浮かんでいる様な圧倒的な迫力に一同釘付け、感嘆しきりでした。短期の国内周遊や長期の海外遊覧旅行など色々なコースプランがある様で一度乗ってみたいものですね。

スカイダックは横浜市民憩いの場所「山下公園」を遠望し、傍に立つ白亜のホテル「ニューグランド」「氷川丸」が見えてきました。戦後マッカーサー元帥が占領軍本部を置く為ここだけ爆弾を落とさなかったと言う逸話が残っています。ホント?、凄い!
また、このホテルはドリア、ナポリタン、プリンアラモードなど広く知られる料理発祥の地としても有名です。

暫く横浜港を周回し、港の玄関口「横浜ベイブリッジ」が見えてきました。平成元年(1989年)9月に東京港方面と横浜港を結ぶ港湾物流の一端を担うことにより、都市部の渋滞を緩和する重要な輸送路として開通しました。当時世界最大の客船「クイーンエリザベス号」の通過が出来る様にと、海上からの高さ55mとして設計されました。

しかし、最近では更に大型船が建造され、ベイブリッジを通過することが出来なくなり、湾口の大黒ふ頭に停泊する大型客船が多くなり、また寄港をあきらめ他の港へ廻る船も現れてきましたので、横浜港では新たに本牧ふ頭に大型船の接岸できる客船ターミナルを建設しています。2025年頃完成予定です。

更にスカイダックは航路を進め、海上保安庁の基地(正式には、第3管区海上保安本部横浜海上防災基地)に近づきました。岸壁には大型の巡視船が碇を下りしていました。

(豆知識)
巡視船・巡視艇の区別は端的に言うと、巡視船は外洋の広範囲な海域での活動に適した比較的大きな船舶。巡視艇は港内や沿岸などの限られた海域での活動に適した比較的小さな船舶を言います。記号ではPL(巡視船大型)、PM(巡視船中型)、PS(巡視船小型)。PLHは(ヘリコプター搭載大型巡視船)。
PC(大型巡視艇)、CL(小型巡視艇)。
番号は原則製造番号順です。

いよいよ海上コースも終盤になって、「ヨコハマ グランドインターコンチネンタルホテル」が見えてきました。
港口に位置し、船の半円形の帆をイメージしたユニークな建物で港のシンボルの一つになっています。このホテル塔のテッペンには4mもの女神像がありますが船からは小さく見えますね。案内が無いと気が付かず、なかなか見られない光景です。

そしていよいよ陸上へと戻って来ました。海から勢いを付けて上陸、途中でシャワーで塩水を落としてバスになって停車場へ無事到着しました。

次に最後のビューポイント「ザ・タワー横浜北仲ノット」へと向かいます。
新設の超高層複合ビルで、46階フロアからは全周で横浜の街並み全域を展望出来ます。また天気の良い日には、スカイツリー・東京タワー・アクアライン・海ほたる、そして房総半島などの展望も楽しめます。

今日は日頃味わえない非日常の世界を皆で楽しみました。皆さんはいろいろの感動を思い出に、記憶に残る1ページを刻まれ、それぞれの家路に向かいました。楽しい一日でした。お疲れ様でした。

来月は、千葉県野田市の「関宿の城下町」を歩きます。
また皆で楽しく歩きましょう。

              写真提供:北村卓士さん
文・寄稿:有田知義さん

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