第279回 横浜今昔物語「神奈川宿~みなとみらい」実施報告

今回は開港をきっかけに驚異的な発展を遂げた「横浜」の昔=江戸時代から
近代、そして現代=戦後から未来へ、の変遷の姿を弥次喜多道中を思い出しながら楽しく歩きました。

2024年4月20日
天気:晴れのち曇
参加者:23名

日産ギャラリーメインステージ前で全員集合

五月晴れの爽やかな微風の下、「東神奈川駅」前のコンコース広場に23人の
参加者が集まりました。
(✽当日のご案内資料は、ギャラリー①にお付けしましたのでご参考に
ご確認頂ければ幸いです。)

まず柿本会長から、2023年度の、活動のまとめ、会計報告、個人別参加
状況、2024年度実施コース予定などの説明があり、皆勤賞と精勤賞の
授与がありました。

今回は「横浜の今昔をめぐる」と言うことで、前半の「(鎌倉時代から昭和初期)」(担当年配者有田幹事)と後半の「(昭和後期から現在)」(担当若手
伊東幹事)に分けて、Wキャストでご案内・解説を致しました。
尚、今回のコースは長谷川さんにご紹介頂きました情報を元に企画しました。

前半戦、昔の時代をご案内
まずは、江戸時代の「神奈川宿」からウォーキングをスタートしました。
東海道神奈川宿は「湊付」の風光明媚な宿場として栄え、横浜開港後は開港場
となり、各国の領事館や公使館、外国人の宿舎などが置かれました。その後は
鉄道の開通や海岸線の埋め立てにより京浜工業地帯として日本経済の発展に
寄与する首都圏一大経済圏の一翼を担うことになりました。

まずは旧東海道に面した熊野神社へ。
1087年和歌山熊野本宮大社の神霊を分祀した古寺で、神奈川郷の総鎮守として栄えました。門前の狛犬は1853年から現存しています。また境内奥には樹齢400年で今も元気に青葉、銀杏を咲かせる「火防(ひぶせ)の
大公孫樹(おおいちょう)」が市民に親しまれています。狛犬も公孫樹も火災・戦災などの苦難を何度も乗り越えて凄いね、との声を聴きました。

熊野神社を出ると昔の東海道を再現した道に出ます。両脇に松並木がある道はまっすぐ伸びて当時を偲ばせて呉れます。

更に進むと昔の「高札場」が現れました。

さて歩を進めて行きますと街道沿線に
沢山のお寺さんが見えてきます。
開港時諸外国は江戸に行きやすいこの街道筋の神社に拠点を置きました。多くが埋立
などで関内居留地の完成・移転まで置かれていました。

次に当時は急峻な山となっていました「権現山(幸ヶ谷公園)」へと向かい
ます。坂の途中に「神奈川の大井戸」があります。

さて、当時の急坂を思いながら現在では「幸ヶ谷公園」と呼ばれる公園を目指しました。公園には桜が多数植えて
あり、春は江戸時代からもお花見のメッカだった様です。

江戸時代の浮世絵には、権現山は急峻な山として描かれておりますが、開港以降の関内居留地の開発や鉄道線路敷設の為一部を削り取って、

現在は8本のレールに行き交う色とりどりの電車が見えるJR線や京急線が走る大動脈になっています。

幸ヶ谷公園を後にして、「洲崎大神」に向かいます。
源頼朝が安房洲崎の安房神社の
御分霊を勧請したと言われています。

次の「本覚寺」は、当時は高台になっており、目の前に江戸湾が広がって見晴らしがよかった為米の総領事ハリス、ヘボンなどがここを領事館に決めた様です。

生麦事件で刃傷した英国人2人がここまで辿り着き、ヘボン博士が治療したとの記録もあります。
門前脇には、幕末列強との折衝に尽力した「岩瀬肥後守忠震」の碑があります。岩瀬の機敏なる論破などにより、中国の「清」の様な外国の植民地支配を回避出来たと言われています。ハリスもタジタジだったとの逸話が伝えられています。

そして今回最大の急坂を登ります。ゆっくり辿り着いた先が「高島山公園」です。実業家「高島嘉右衛門」は、後年この
高台に暮らし、この丘は「高島山」、埋立地は「高島町」と呼ばれ、駅名にもなっています。

高島台を下ると「神奈川台の関門碑」が見えてきます。
幕府は治安維持や犯罪者の取り締まり目的で関門を設けました。

そしてこの台町辺りは、かって神奈川湊を見下ろす景勝地で、飯屋が沢山並ぶ光景は浮世絵でも有名です。

坂の途中には浮世絵に「さくらや」として描かれています料理屋が今は「田中屋」として現存し営業を続けています。

後半戦、ここから戦後から近代へ
この台町の坂を下ると、現在に繋がる「東横フラワー緑道」が見えてきました。

東急東横線がみなとみらい線と繋がり地下化に伴い従来の線路跡を緑道にしました
またそのレールを歩行者散歩デッキとして残しています。

ここからは、新しく発展を続ける近代横浜の街をご案内致します。

横浜駅を西口から東口へと便利な地下道が開発され、ウォーターフロントが一層賑やかになりました。そして新しい施設が続々と開発されています。

横浜駅東口人気の商業施設「横浜ベイクウォータ」を通り、
そごう横浜店」を右手に進み「日産グローバル本社ギャラリー」へと歩を進めました。

今回の最後は今年オープンしたばかりの「Kアリーナ」へ向かいました。
「Kアリーナ」はライブ専用のイベント会場で今日はアニメの声優のコンサートが開催されていて大渋滞で会場まで行くのを残念し、遠望からの見学となりました。

今回の例会はここで終了となりましたが、今回から新しく入会されました
「上田弘明さん」の紹介がありました。写真が得意な上田さんからは今回の
名所・旧跡の写真を投稿して頂きました。これからも宜しくお願いいたします。

会長から、来月の「自由が丘散策」を紹介し、再会を誓って散会となりました。

ギャラリー
①当日の配布資料です、ご参照下さい。
「横浜今昔物語」案内状
旧跡、名所案内資料

近代横浜みなとみらい地図

②神奈川宿~みなとみらい変遷写真

③東神奈川駅~熊野神社~高札場

④外国公使館

⑤幸ヶ谷公園~高島山公園~台町田中屋

⑥東横フラワー緑道~ベイサイドフロントへ

文章起草:有田知義
伊東哲也
写真提供:柿本政昭
上田弘明
迎居健一
込山廣明

    コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

    このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください