第66回「夏が呼んでる!そうだ大山に行こう!」
暑い街場を避けて涼しさを求めて山に登りたいと「大山登山」を計画しました。
計画時は順調な天候を予想していましたが、今年の夏は史上最高レベルの「酷暑の夏」になり、少数精鋭鉄人3名が汗を掻きながら挑戦しました。
2024年7月24日(水) 天 候:晴れ/最高気温32度
参加者:3名
平日の午前中は1本しかない「8:25発」のバスに乗る為約1時間位前に小田急線秦野駅に3名の会員が集まりました。普段の平日はこの時間のバスは満員の乗客でぎゅぎゅ詰めになりますが、今回は酷暑のせいか、また学校が夏休みになっていて、丁度席が埋る程で50分程掛るツズラ折りの坂道も安楽に座って行くことが出来ました。


定時になり市街地を抜けるとカーブ続きの山道をバスはぐんぐん進んで行きます。
途中にはツーリングをするバイクや自転車を何台も見かけましたが良くもこんな坂道を登ってくるものだと感心しきりでした。
そうこうするうちにバスは終点の「ヤビツ峠」バス停に着きました。ここには休憩所やトイレ、.売店があり、登山者は思い思いに準備を始め、それぞれの出発点に向けて歩き始めます。ここからは主に塔が岳や蛭が岳に向かう丹沢方面と我々が今日挑戦するイタズミ
尾根経由大山への登山道の分岐点になっています。



イタズミ尾根は一番短く一番楽な初心者向けと言われておりますが、そこは1000mを越える山です、途中には厳しい岩や階段の登り下りもあって休み休みのペースで進みました。






新緑の木々も大きく成長して日陰を作って涼しい風を呼び込んで呉れる場所もありましたが、その分視界が開けず所どこらから見える丹沢山系の山々、そして霞んだ相模湾には遠くに江の島・伊豆半島・伊豆の大島が浮かんでいました。期待した富士山は今回は姿を見せて呉れませんでした。


出だしは軽快に会話も弾んで快適な登山の様子でしたが、休憩を挟みながらの登りも次第に口数も少なくなって、「頂上はまだ?」「あと何m?」「なかなか見えない」と多少のボヤキ節もチラホラ!





そして頂上まであと300mの標識を見つけると元気が出て来ました。
そこから20分程で山頂にある「大山阿夫利神社上社」に到着しました。約2時間ちょっとのほぼ予定通りの登頂時間でした。



山頂にはベンチがあり、既に10人位の人が集まっていましたが皆様さん思い思いに食事をしたり、飲み物を飲んだりして過ごしていました。




途中から少し気になっていましたが、遠くから小さく聞こえていた音が急に大きくなって雷鳴となって来ました。見上げると黒い雲が急に北方向の空を覆って少し雨も降ってきました。山頂には休憩所がありましたので多くの人が雨宿りをしていました。
スマホに強い会員の一人が「雨雲レーダー」から、あと20分後に雨雲が通り過ぎるとの
情報で安心して待機することが出来ました。雨域の端っこで最悪にならず助かりました。
帰ってからのニュースで八王子や奥多摩地区、埼玉地方、また都心でも浸水や街路樹の
倒木、看板の落下など大荒れだったとの情報に、なんとラッキーだったと安堵しました。
雨雲も去って今度は途中の「見晴台」まで下山を開始しました。



下山は登りと違ってブレーキを掛けながら降りて行きますのでその分足の負担が大きく足を痛めることが多いので慎重に進みました。しかしこの酷暑で次第にペースも落ちて休み休みで見晴台に到着です。見晴台からは八王子方面や秩父方面が展望出来ますが今日は
先程の雷雲もあってか、霞んでいてすっきりとは見ることが出来ませんでした。
見晴台で一休み。振り返ると今下りて来た山並みを見ることが出来ました。あの頂上から降りて来たんだと感動の気持ちが湧いて来ました。




ここからほぼ平坦な道をおよそ30分程で「大山阿夫利神社下社」に着きます。
途中数年前の台風などで崩壊し補強されて鎖のある場所や木の階段になった場所を通り、大山古跡「二重之滝(雨乞の滝)」を見ながら大山阿夫利神社下社に到着しました。
大山阿夫利神社は関東総鎮護の霊山として、2200年以上前から人々の願いに寄り添い、
現在も多くの人々が参拝に訪れて伝統と文化が継承されています。
「大山詣り」は「お伊勢参り」と「富士講」と並び江戸庶民の憧れの行事でした。
江戸の人口が100万人の頃年間20万人もの参拝者が訪れてと言われています。
参拝を終えて境内にある「大山名水」を頂きに行きました。飲み心地は円やかで柔らかな感じの清水でした。




帰りは人気の「ケーブルカー」で一気に大山を下山することにしました。
大山ケーブルカーは大山ケーブルカー駅から阿夫利神社駅までの全長0.8km、標高差278mを所要時間6分で結んでいます。
頑張って2時間近く掛った登りをわずか6分で降りることに何か矛盾を感じながらも楽ちんな方法で、景色を楽しみながら一瞬の出来事を味わいました。






この大山から湧き出る水は界隈を潤し、「大山豆腐」が名物になっています。
参道に並ぶ料亭や土産店には「豆腐料理」をメインにする店も多く賑わっています。


名物の「コマ」から「コマ参道」と呼ばれる道を下ってバス停に向かい、帰りは「大山ケーブル駅」からバスで「伊勢原駅」に向かい、解散となりました。
次回は「鳩ノ巣渓谷 渓流と紅葉を満喫」です。
起稿文・写真:有田知義
写 真 提 供 : 伊東哲也
【追伸】
前回5月例会でのクイズ問題の正解は?
問題1.軍港に面したヴェルニー公園はかって製鉄所がありました。その製鉄所を作る為
に地面を掘った時に出てきた化石は何だったでしょうか?
正解=②象(ナウマンゾウ)でした。
発掘で発見された化石はドイツ人研究者「ナウマン」によって研究され、1867年
の日付がある世界で初めて科学的に研究された化石でした。
問題2.猿島には猿は生息しているのでしょうか?
正解=②生息していない
「猿島」の名前は、鎌倉時代布教の為安房の国から鎌倉に向かった「日蓮上人」
が海上で嵐に遭い危機に陥っていたところ、一匹の白猿が現れて島へと導いて
難を逃れることが出来、それ以来猿島と呼ばれる様になりましたが、猿は生息
していません。
問題3.横須賀名物「海軍カレー」に付いているものは?これが無いと海軍カレーと言え
ないそうです。
正解=③サラダと牛乳
海軍割烹術参考書のレシピに基づき調理されたものとされ、必ずサラダと牛乳を
セットとして提供し、横須賀市内での提供とよこすか海軍カレーの原則です。
問題4. 猿島で終戦末期、B29への対応として設置された高角砲の口径は?
正解=②12.7cm
太平洋戦争開戦に伴い昭和19年10月に猿島の8糎高角砲を12.7糎連装高角砲に換装
する訓令が出され、山頂に設置されました。







