東京支部30周年特別企画                   第67回 バスで行く「宮ヶ瀬ダム放流ツアー」

                  2024年9月25日 曇  参加者:9名

社友会東京支部が発足して30周年になりました。
遠遊会でも、これを記念して近場の名所を楽しもうと今回一般公募のバスツアーに便乗
して、“バスで行く「宮ヶ瀬ダム放流ツアー」”を企画、楽しむことになりました。

因みに遠遊会は、2014年4月に歩こう会メンバーから「もう少し長く歩きたいなぁ」と要望があり、発足しました。今年でちょうど10年目となりました。

第1回は「藤沢・藤ロードを歩こう」を13名の会員の参加で元気に歩きました。
第1回「藤沢・藤ロードを歩こう」の案内状
第1回「藤沢・藤ロードを歩こう」の参加記

昨日までの酷暑が嘘のような涼しい風が吹く朝となった横浜駅そばの集合場所に元気な
9名の参加者が集まりました。

近場にありながら交通の便が悪くなかなか行きずらかった「宮ヶ瀬ダムの放流」見学をメインに、周辺の「人気のパン工場見学」と「ダムカレー会食」を合わせて実施の企画に便乗しました。

今日は25日の「五十日」で高速道路の渋滞が予想されましたが、日頃の皆さんの行いが
良かったのか渋滞は無し、順調にまず最初のパン工場に到着しました。

オギノパン」は神奈川県では有名店の一つです。昭和35年創業の老舗で、「丹沢あんぱん」は人気もので各地のイベントや催事にも出店し人気を博しています。また見学出来る本社工場も併設し、多くの来場者で賑わっています。その際熱々の「揚げパン」のプレゼントがあり、パクつきながらの工場見学のニクイ演出があり、食欲が湧いたところで次の売店へと導かれました。数十種類のパンが並んだ棚を大勢の見学者が取り囲み、手持ちの買い物かごに詰め込んでいました。ついつい手が出て沢山買い込み2000円も使ったという方もおられ、上手い営業戦略に乗せられた感じでしたが、楽しい時間でした。

次に「宮ヶ瀬湖畔園地」に向かいました。
宮ヶ瀬ダムは中津川をせき止めて2000年12月に完成し、生活用水・農業用水・工業用水や発電用水として、神奈川県全体の2/3の地域、県人口の90%に供給されています。
周辺には緑園地や公園、遊戯施設もあり、ダムからの放流は大迫力で来園者を楽しませて呉れます。

時間がお昼前になりましたので、本日の目玉の一つ「宮ケ瀬ダムカレー」を食べに湖畔の
旅館「みはる」に寄りました。

ダムとダム周辺をイメージして造られたカレーは、3枚のとんかつはダムの放流口を、しし唐はその大きさで有名な宮ヶ瀬クリスマスツリーを、と宮ヶ瀬ダムの景観を表現しています。とんかつでご飯のダムを壊すとカレールーが流れ出て、放流が始まります。
ちょっと甘めの美味しいカレーでした、ご馳走様でした。

食後は暫く湖畔園地を自由行動で散策。緑が綺麗なけやき広場やジャンボクリスマスツリーなどに足を運んで、写真を撮ったり、散策と自然を満喫しました。

けやき広場

そして本日のメインイベント「宮ヶ瀬ダム」の見学に向かいます。

宮ケ瀬湖周遊道路を湖面を眺めながら進むと「宮ヶ瀬ダム水とエネルギー館に到着。
ダムに隣接するこの施設は、ダムと人々との関りや水資源の利用と保全の必要性・重要性を、様々な展示物で体験しながら学習出来る場となっており、貴重な体験が出来ます。

施設を出ると目の前にダム堰堤の頂上部が広い道路となっています。左には満々と水を貯めた湖面が広がり、右には切り立ったダムの側壁が聳えていました。
これから行くダムを上から見ようと堰堤を中央まで進んで下を見下ろすとぞっとする高さと垂直の壁に足元がすくみます。でも放流口を確認したくて我慢我慢見つけました、あそこから放流された水をあそこの下から見るんだな、と場所も確認出来ました。

ここからダムの下まで降りるのは「インクライン」というケーブルカーで行きました。
インクラインとは、工事中に活躍したダンプトラック搭載型インクラインの一部を活用し設置された昇降設備で、ダム維持管理のため堤体外部点検する機能もあるそうです。
距離216m、高低差121m、傾斜角度は30度~35度とスキーのジャンプ台と同じ角度で
4分間のスリルを味わえました。

ダムの下部広場で待つこと10分、いよいよ観光放流が始まります。
皆さん放流見物のベストポジションを求めて、ある人は側面から、ある人は正面から待つこと10分、放流が始まりました。初めはちょろちょろと白い筋が見えて来ましたが瞬く間に大きな筋となって”ザッー”と轟音を轟かせて落ちて来ました。
1秒間に30立方㍍、70mの高さから約6分間の放流は黒部ダムを上回り、時には虹が湧く壮大なショーでした。(参考)黒部ダムの放流は毎秒10~15トン(10~15立方㍍)です。


周りには地元の小学生が遠足で来ていましたが大きな歓声があげていました。

当日の宮ヶ瀬ダム放流動画です。(伊東投稿)  

豪快なダム放流見物に満足した一行は再びインクラインに乗ってダム堰堤まで戻り、バスで出発地の横浜駅へと向いました。帰りの道路は渋滞も無く予定より早めの到着で、皆さん大満足の一日でした。
散会に当たり、会長から参加お礼の言葉があり、またJASS(日本セカンドライフ協会)の紹介と参加要請がありました。お疲れさまでした。

次回11月例会は、東京の秘境奥多摩「鳩ノ巣渓谷の紅葉と渓谷散策」に出掛けます。
自然あふれる奥多摩の渓谷沿いのゆったり散策にご参加下さい、お待ちしております。


懇親会
  7名の皆さんの参加で楽しい2時間を過ごしました。


参 加 記:有田知義
写真提供:柿本政昭
     伊東哲也
     有田知義

   

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