第216回 5月例会「岩船観音寺から赤塚不二夫会館へ」 を 開催しました。

青梅市の東側に位置する「塩船観音寺」「吹上菖蒲園」を中心に歩きました。 目玉の一つは “ギャグ漫画” で有名な青梅赤塚不二夫会館」に入り、“おそ松くん” “ひみつのアッコちゃん”など、赤塚ワールド  体感した事でした。 平成30年5月13日(日) 夕方雨が降るとの天気予報の中を、  23名の会員が青梅線「河辺駅」に集まりました。会長から冒頭、会員だった寺師一清様が逝去された事から一同で黙祷を捧げました。 会長の挨拶とストレッチ体操があり、コースリーダーから本日のコースの説明があり、出発して「塩船観音寺」に向かいました。

途中で雨が降り出し傘のお世話になり乍ら約30分「塩船観音寺」へ到着しました。
【 塩船観音寺 】は、 聖徳太子が活躍して居た飛鳥時代に創建され、境内に
“創立1300年記念碑”も建立されて居る古寺です。天平時代に行基菩薩が寺を訪れ、周囲が丘で囲まれ船に見える事から、仏が衆生を救おうとする大きな船である「弘誓の船」に準えて『 塩船 』と命名しました。 歴史が有る事から「山門」「阿弥陀堂」「本堂」と「厨子」が 国指定重要文化財 に指定され、又、「千手観音」「二十八分衆」「仁王像 2体」は 東京都有形文化財 に指定されています。
この三方を囲む丘には昭和40年に檀家の支援を受け、15種類 17,000本の“ツツジ”が植えられました。 本年は例年より半月早くツツジが開花した事から、5月20日までの“ツツジ祭”も 5月3日の“火渡り式”で終了となりましたが、 一行は花の無い  ツツジの庭園 を登り、平成22年4月に建立した「観音立像」の前で、手を合わせました。

 「塩船観音寺」を出た一行は、「青梅」方面に向かい、丘を超えて進むと「宗泉寺」があります。
【 宗泉寺 】は、「寶龍山宗泉寺」と云い曹洞宗の寺院で、天文19年(1550年)に創建されました。境内には樹齢193年の『カヤの木』幹回り4.3m,高さ24.5mの老木が有りました。

 「宗泉寺」を出た一行は、「吹上菖蒲公園」に入ります。
【 吹上菖蒲(しょうぶ)公園 】は、霞丘陵の 吹上地区 に造成された公園で面積21ヘクタール有り、両側には緑深い丘陵が広がっています。水田跡地を利用して「菖蒲園」が設けられ、花菖蒲は216種類、10万本が植えられ、6月に開花します。  本日は、開花前の公園を訪れ、6月に菖蒲の咲いた状態をイメージする為にコースを見て貰いました。

 「吹上菖蒲公園」を出て進むと「妙光院」が有ります。
【 妙光院 】は、「地久山妙光院」と云い 曹洞宗の寺院で、室町時代の1574年に創建された「尼寺」がスタートでした。 境内の“紅葉”が鮮やかで秋には紅葉を楽しむ観光客で賑わいます。 「妙光院」を過ぎると、「光明寺」が有ります。

【 光明寺 】は、「宝蔵山光明寺」と云い 曹洞宗の寺院で、室町時代の1534年に創建されました。 境内には “椎(しい)の巨木” が2本あります。
「光明寺」を出た一行は、成木街道を南下して東青梅北口を右折して線路沿いに行くと「乗願寺」に着きます。

【 乗願寺 】は、「勝沼山乗願寺 」と云い“時宗”の寺院で、鎌倉時代に勝沼城主・三田永綱の名で創建し、その後焼失し室町時代に再建された寺院です。寺宝として三田氏の「兜前立」正絹の「軍旗」が残されて居り、青梅市有形文化財です。 「乗願寺」を出て進むと、「宗徳寺」が有ります。

【 宗徳寺 】は、「妙見山 宗徳寺」と云い 臨済宗の寺院で、室町時代に創建されました。 境内には、“枝垂れ(しだれ)桜 ” と “ ソメイヨシノ ”が有り、春には咲き誇り 「梅若寺」「金剛寺」と共に、青梅の“ 桜の3名所”の一つと為っています。 又、境内には「厄除け観音像」が建てられて居ました。

「宗徳寺」を出ると、青梅市街地と為り店舗の屋根に昭和30~40年頃の映画看板が目に入ります。 商店街を進むと「赤塚不二夫会館」に入ります。

赤塚不二夫会館 】は、商店街の映画看板が撤去される中、次の商店街の活性化の切り札として “ギャグ漫画の大家”で昭和を代表する漫画家「赤塚不二夫氏」の全てを飾る記念館造りを企画し、赤塚不二夫さんの第2夫人「赤塚眞知子さん」の全面協力を戴き、本人が使用していた「机」や「家具」を展示させて戴き平成15年10月に開業しました。

隣接する【 昭和レトロ商品博物館 】には、昭和30年~40年頃の “お菓子”  “薬”
等のパッケージから“玩具”“ドリンク缶”等、昔懐かしい生活雑貨が多数展示され
今は少なくなった“映画看板”などが展示されています。2階には小泉八雲作の
『雪女』のモデルとなった“青梅の伝説” が紹介されて居ました。

当初の見学は、この2館の予定でしたが「説明書」に記載されていた【 昭和幻燈館 】にも立ち寄りました。 青梅からデビュ-した墨絵作家の「有田ひろみさん」と
縫いぐるみ作家 「有田ちゃぼさん」の作品を見て回りました。

本日は 終始雨の中のウォークと為りましたが、一行は商店街を進み JR「青梅駅」前で、解散式と為り、会長から 6月の月例会「川口市の鋳物工場で『キューポラ』の稼働する工場内を、見学できる ウォーキング」との紹介が有り、散会しました。

 

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